出版社内容情報
家族、ジェンダー、学校、友人、経済・仕事、政治・社会運動について世界各国データと比較し、日本がどんな国か考えてみよう。今までの「普通」が変わるかも!?
内容説明
家族、ジェンダー、学校、友人、経済、政治…日本社会のさまざまな面を世界各国のデータと比べてみると、今まで「あたりまえ」と思い込んでいたことが、実は「変」だったと気づく。日本がどんな国なのか、一緒に考えてみよう。
目次
第1章 家族
第2章 ジェンダー
第3章 学校
第4章 友だち
第5章 経済・仕事
第6章 政治・社会運動
第7章 「日本」と「自分」
著者等紹介
本田由紀[ホンダユキ]
東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
130
図や表が小さすぎて読みづらいし、内容からしても新書じゃない方がいいと思います。現状分析はあらゆるデータから読み取れますが、結局どうすんだ?と言う解決策は読者に任せており、著者の提言はほとんどありません。帯に「学校の先生お取り寄せNo.1」とあります。学校の先生がこの本をどう読み、子供たちに何を教えるのか。先生だけに頼る訳ではありませんが、ここに日本の未来が見えてきそうです。2022/11/27
けんとまん1007
89
一次情報を辿ることの大事さがわかる。玉石混交の情報にあふれ、フェイクなものも多いと思われる今だからこそ、この視点は外せない。今のこの国は、どうなのか?を、自分で認識すること。ここのことろ、綺麗ごとな表現や印象論で誤魔化そうとする風潮、まともに対話しようともしない、事実を隠蔽するようなことが日常茶飯事になっている。それは、今の状態を知られたくないことの裏返し。まずは、自分から少しずつでも、自分の頭で考え続けることだ。もちろん、一次情報をどう解釈するかは、自分次第。2022/01/15
さぜん
61
課題図書本。家族、ジェンダー、学校、友人、経済・仕事、政治・社会運動を国際比較データを用いて「日本」という国を考える。危機感を煽られる内容。どんな世代も冷静に今の日本の現状を捉えるべきだ。悲観に終わらず、どうするかを考えるきっかけになる本だと思う。やはり教育って大事だし、その基本は読書。知らないことを知る→疑問に思う→想像し考える→行動することを身に付けたら、色んな課題に立ち向かえるのでは?批判的思考ができる子供たちを育てないと本当にヤバい国になっちゃいそう。2023/10/03
Mc6ρ助
27
『もう何をやってもだめだ、という冷笑や、自分だけが生き延びられればよい、という利己主義や、身近に目につくあいつらが悪い、という短絡的な憎悪ではない、向かうべき方向を探りたいといつも考えています。その思いや考えからいろいろな提案もしています。それらが若い人たちや読んでくれた方全般に、どこまで受け入れてもらえるのか不安もあります。でも私にできる精一杯の診断と提案をしました。(p269)』本田由紀先生のご診断にはガッテン、ガッテンだけど、「呼びかける」、「笑いかける」、「話してみる」というご提案では物足りない。2022/02/19
花男
24
父親は仕事で忙しく、家事を担当する度合いが低い、母親も仕事で忙しく家事も忙しい。子供は子供で学業の時間が長い。つまり日本は家庭で過ごす時間が短い。 仕事においては自分でキャリア形成がしにくく企業に委ねた状態。世界標準では自分が企業とすり合わせて納得いった場所で働く。 この状況が当たり前と思ってはいけない。2022/07/12
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