ちくまプリマー新書<br> 雲と鉛筆

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ちくまプリマー新書
雲と鉛筆

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  • サイズ 新書判/ページ数 128p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480683250
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

屋根裏の部屋に住み、鉛筆工場で働くぼく。大きなものが書かれた小さな本を読み、雲を眺め考える、人生で大切なこととは何か。

吉田 篤弘[ヨシダ アツヒロ]
著・文・その他

内容説明

ぼくは屋根裏部屋に住み、鉛筆工場で働いている。大きなことが書かれた小さな本を読み、遠い街に出かけて、友人とコーヒーを飲む。鉛筆を削って、雲を描き、姉に手紙を書いて、人生を考える。

目次

第1章 遠い街から帰ってきた夜
第2章 バリカンとジュットク
第3章 名前のない画廊

著者等紹介

吉田篤弘[ヨシダアツヒロ]
1962年東京都生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作と装幀の仕事を続けている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

119
シュールな(という言葉を本当に正しく使っているのかなぁ)小説、いや、エッセイでもありそう。別役実さんの作品世界とよく似た感触があるから、やや不条理でもある。苦いお茶の水を汲みにいくために、180段の石段を上り下りしなければならない屋根裏部屋。そこに住む「ぼく」は鉛筆工場で働き、奇妙な友人や客と過ごす。まったく自然に、閉塞感を感じるかどうか、というタイミングで「なるほど、うんうん」と思いながら爽快にラストを迎える。そして読み終わって急に、「渡り鳥」についての本を読みたくなってしまったが、何とそれがあるのだ。2021/08/23

あや

116
「子供たちにひとつだけ伝えるとしたらあなたは何を伝えますか?」というメッセージと共に原稿の依頼をするというのがちくまプリマー新書の基本との事。それを受けてクラフト・エヴィング商會が、子供たちにリボンをかけた小箱を一つ一つプレゼントするイメージで手掛けたカバーのデザイン。 この話だけでもファンである私はワクワクしてしまう。 本書はそのちくまプリマー新書の300冊目として刊行された。 考えすぎて固まってしまった心を優しくほぐしてくれるこの本は私にとってもプレゼントです。2018/08/27

けんとまん1007

95
静かな時間が流れる1冊。日々、時間に追われる今、一瞬でも、それを忘れる時間が必要。雲。雲を見ていると、飽きることがないまま、時間が経つ。鉛筆に籠められた思いを想像すると、奥行きが深くなる。2019/02/22

nico🐬波待ち中

92
鉛筆工場で働く”ぼく”の物語。”ぼく”は休日になると屋根裏部屋で思いつくまま青いノートに書き連ねる。本当のこと、時間、思い、知り合いの人生論等など。そんなどこかマイペースな”ぼく”もようやく飛び立つ準備を始めたみたい。春に向けてのわくわく感そのままに読了。そんな”ぼく”の青いノートより。「グレー・ゾーン」と云えば、曖昧であったり、疑わしいときに用いれられるのが常だが、白黒はっきりしない美しさもある。吉田さんの物語は白黒はっきりしないものが多いように思う。物事の「グレー」を書くことは吉田さんの美学なのかも。2021/08/29

みうか

80
自由だなぁ!吉田篤弘さんの世界には雲みたいに自由がプカプカ浮いている。いつもそう感じる。爽やかさと清々しさが心地よい。望遠鏡から見える時計台、川の裏の郵便局、見知らぬ路地の画廊前、時を内包した絵を描き、古びた建物の隙間から聞こえてくるのは音楽と喧騒……。好きなときに思うがままに雲のように生き、ときどき鉛筆を手に取る。あぁ自由で気持ちいい。せっかくなら吉田篤弘さんが実際に2B鉛筆で描いた絵をいつか見てみたい。2020/01/11

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