出版社内容情報
資本主義のもと、我々の〈日常〉はどのように方向づけられているか。大量消費と官僚主義の問題を、日常生活批判が暴きだす。 解説 山本千寛
【目次】
内容説明
われわれの〈日常〉は、資本主義のもと、知らぬまに支配関係の再生産のために構築され、方向づけられてしまっている。1960年代のフランスでルフェーヴルはそう告発し、「日常生活批判」を展開した。エリート層によって欲望が〈指導〉された大量消費社会は、語りの権利と日常を自らの手に取り戻すことができるのか?五月革命へ向かう熱気のなかで書かれた本書は、その後の展開を含めた著者の理論的支柱を、あますところなく提示する。資本主義や消費社会への非難が拡大する現代の日本社会において、再注目に値する一冊。
目次
第一章 探究と若干の発見物の提示(半世紀のうちに…;哲学と日常的なるものの認識;第一の行程、第一の契機;第二の階程、第二の時期;現在の社会をどのように名づけるべきか;いったい何が起ったのか(フランスにおいて、一九五〇年と一九六〇年のあいだに)
第三の時期。一九六〇年以後)
第二章 指導される消費の官僚主義的社会(統一と矛盾;不安の基盤;創造的なるもののなかへの四歩;いくつかの下次=体系について)
第三章 言語的現象(座標軸の脱落;超言語;滑稽さ)
第四章 テロリズムと日常性(テロリズムの概念;文章とテロリズム;形式の理論(再論)
抜け道
短い対話)
第五章 永続文化革命に向かって(最初の諸結論;拘束の哲学と哲学の拘束;われわれの文化革命)
著者等紹介
ルフェーヴル,アンリ[ルフェーヴル,アンリ] [Lefebvre,Henri]
1901‐91年。フランス、ランド県生まれ。パリ大学ソルボンヌ校で哲学を修め、兵役義務やタクシー・ドライバーなどの職歴も経て、雑誌やラジオ局のディレクターを務める。第二次大戦前よりフランス共産党員でもあり(後に除名)、レジスタンス運動にも加わる。1961年よりストラスブール大学、1968年よりナンテール大学で社会学教授。彼の「日常生活批判」は、シチュアシオニストたちの初期の活動において、その理論の柱の一つとなった
森本和夫[モリモトカズオ]
1927‐2012年。奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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