ちくま学芸文庫<br> シュラクサイの誘惑―現代思想にみる無謀な精神

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ちくま学芸文庫
シュラクサイの誘惑―現代思想にみる無謀な精神

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480513373
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0110

出版社内容情報

20世紀の哲学を語るうえで決して無視してはならないのが、ハイデガーやシュミットらのナチズムへの加担である。なぜ哲学者たちは現実政治を見誤り、ときに専制的な政治体制さえも擁護してしまうのか。哲学は、その政治との関わり合いにおいて、いかなる役割を果たしたのか。本書では、アメリカの政治哲学者マーク・リラが、20世紀の名だたる哲学者たち──ハイデガー、アーレント、ヤスパース、シュミット、ベンヤミン、コジェーヴ、フーコー、デリダ──を取り上げ、政治と哲学との複雑なもつれを丹念に解きほぐしていく。文庫化にあたり、原著改訂版より新たに「あとがき?信仰のみ」を訳出した決定版。


【目次】

日本の読者のために

まえがき  

第1章 マルティン・ハイデガー、ハンナ・アーレント、カール・ヤスパース

第2章 カール・シュミット

第3章 ヴァルター・ベンヤミン

第4章 アレクサンドル・コジェーヴ

第5章 ミシェル・フーコー

第6章 ジャック・デリダ

終章 シュラクサイの誘惑

あとがき 信仰のみ(SOLA FIDE)

謝辞/旧版訳者あとがき/文庫版訳者あとがき

内容説明

20世紀の哲学を語るうえで決して無視してはならないのが、ハイデガーやシュミットらのナチズムへの加担である。なぜ哲学者たちは現実政治を見誤り、ときに専制的な政治体制さえも擁護してしまうのか。哲学は、その政治との関わり合いにおいて、いかなる役割を果たしたのか。本書では、アメリカの政治哲学者マーク・リラが、20世紀の名だたる哲学者たち―ハイデガー、アーレント、ヤスパース、シュミット、ベンヤミン、コジェーヴ、フーコー、デリダ―を取り上げ、政治と哲学との複雑なもつれを丹念に解きほぐしていく。文庫化にあたり、原著改訂版より新たに「あとがき 信仰のみ」を訳出した決定版。

目次

第1章 マルティン・ハイデガー、ハンナ・アーレント、カール・ヤスパース
第2章 カール・シュミット
第3章 ヴァルター・ベンヤミン
第4章 アレクサンドル・コジェーヴ
第5章 ミシェル・フーコー
第6章 ジャック・デリダ
終章 シュラクサイの誘惑

著者等紹介

リラ,マーク[リラ,マーク] [Lilla,Mark]
1956年、ミシガン州生まれ。ハーバード大学でPh.D.を取得。シカゴ大学やニューヨーク大学を経て、コロンビア大学歴史学部人文学教授。専門は西洋政治思想、宗教思想。『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』の定期寄稿者でもある

佐藤貴史[サトウタカシ]
1976年生まれ。北海学園大学人文学部教授

高田宏史[タカダヒロフミ]
1978年生まれ。岡山大学教育学域准教授

中金聡[ナカガネサトシ]
1961年生まれ。国士舘大学政経学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zunzun

2
シュラクサイの誘惑、読了した。面白かったのはハイデガー、デリダのとこかなあ。どの人もナチスやソ連、共産主義などに自分の哲学を実行してくれるものだと思い、エロスに落ち、政治に惹かれ、まともな判断ができなくなり僭主政治を支持してしまう。ハイデガーは顕著、デリダは意味不明すぎて怖い。以下引用。 フ―コーは、病気についての「ディスクール」や医学上の「配慮」への疑念のおかげで、生物学的事実とその社会的解釈の区別にたいする感受性までなくしてしまったのだ、としたほうが解釈としては信憑性があるだろう。2026/05/07

バルジ

2
現代思想に関する前提知識が要求されるので、読むのには苦労した1冊。だが著者の「知識人」と「政治」の関係を探求するその姿は必ずしも彼らを弾劾するためではない。たしかにフーコーやデリダといったフランス現代思想の旗手たちへの評価は本書の中でもとりわけ辛いものがある。しかし本書で著者が述べたいことは「真理」と「政治」に一線を引き、「真理」探求の際に自身に現れる「僭主」を抑えるという点ではなかろうか。内なる「僭主」を抑えつつも、政治にコミットする。本書は決して知識人の政治参画を否定するものではない。2026/05/01

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