ちくま学芸文庫<br> 京劇―「政治の国」の俳優群像

個数:

ちくま学芸文庫
京劇―「政治の国」の俳優群像

  • ウェブストアに26冊在庫がございます。(2025年08月27日 16時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480513083
  • NDC分類 772.22
  • Cコード C0122

出版社内容情報

中国の伝統劇として真っ先にイメージされる京劇。しかしその始まりは、中国文明の歴史を考えると意外に新しい。本書は清朝期に京劇が成立し、日清・日中戦争や国共内戦、文化大革命を経て現代に至るまでの歩みを、主要な俳優たちの波乱の人生と共に活写する。演劇は文字が読めなくても楽しめるため、民衆支配の手段を求めた康熙帝から毛沢東に至るまでの政治権力と密接に結びつき、ナショナリズムのシンボルや外交の道具にもなった。漢詩・漢文とは異なる「小伝統」としての京劇から歴史を照射することで、民衆の感覚に根差した生き生きとした近代中国像が浮き彫りになる。サントリー学芸賞受賞作。


【目次】

はじめに

第一章 京劇形成までの道のり 清初から乾隆帝まで

幕間戯Ⅰ

第二章 清朝の衰退、京劇の発展 十九世紀初頭から清末まで

幕間戯Ⅱ

第三章 近代化への苦しみと京劇 辛亥革命から民国初年まで

幕間戯Ⅲ

第四章 京劇の黄金時代 慢性的内戦と平和

幕間戯Ⅳ

第五章 戦火と京劇 満洲事変から国共内戦まで

幕間戯Ⅴ

第六章 国をあげての京劇改革 建国前後から文革前夜まで

幕間戯Ⅵ

第七章 革命模範京劇の時代 文化大革命期

幕間戯Ⅶ

第八章 グローバル時代の京劇 市場経済の荒波の中で

幕間戯Ⅷ

あとがき

文庫版あとがき

主要参考文献一覧

索引

内容説明

中国の伝統劇として真っ先にイメージされる京劇。しかしその始まりは、中国文明の歴史を考えると意外に新しい。本書は清朝期に京劇が成立し、日清・日中戦争や国共内戦、文化大革命を経て現代に至るまでの歩みを、主要な俳優たちの波乱の人生と共に活写する。演劇は文字が読めなくても楽しめるため、民衆支配の手段を求めた康熙帝から毛沢東に至るまでの政治権力と密接に結びつき、ナショナリズムのシンボルや外交の道具にもなった。漢詩・漢文とは異なる「小伝統」としての京劇から歴史を照射することで、民衆の感覚に根差した生き生きとした近代中国像が浮き彫りになる。サントリー学芸賞受賞作。

目次

第一章 京劇形成までの道のり 清初から乾隆帝まで
第二章 清朝の衰退、京劇の発展 十九世紀初頭から清末まで
第三章 近代化への苦しみと京劇 辛亥革命から民国初年まで
第四章 京劇の黄金時代 慢性的内戦と平和
第五章 戦火と京劇 満洲事変から国共内戦まで
第六章 国をあげての京劇改革 建国前後から文革前夜まで
第七章 革命模範京劇の時代 文化大革命期
第八章 グローバル時代の京劇 市場経済の荒波の中で

著者等紹介

加藤徹[カトウトオル]
1963年東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。広島大学助教授を経て、明治大学教授。学生時代は「票友」(アマチュア京劇俳優・楽器奏者)として舞台上演や日本語京劇の創演にも参加、プロの京劇俳優と交流した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

12
中公叢書版からの三読。地方劇から京劇が形成される清初から現代までの京劇の展開と梅蘭芳に代表される歴代の京劇俳優たちが辿った苦難の歴史、そして日本との関わり。俳優たちのエピソードももちろん面白いのだが、今回読み返してみて印象に残ったのは歌舞伎や能、狂言など日本の伝統芸能との比較である。日本で京劇に接する人々の中には日本に対する批判の意図があるというのには大いに共感する所である。2025/07/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22700755
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品