出版社内容情報
現代文とは何らかの意味において現代の必要に応えた表現であり、その読解のためには書き手や出題者の問題意識を精確に把握し、徹底的に分析することが求められる──。そんな明快な立場を提示し『新釈 現代文』の礎となった幻の名参考書。その簡にして要を得た解説と、それに基づいて実践される丹念な読解の実例の数々は、時代を超えた文章理解の本質へと学習者を誘う。現代文を読み解くうえで私たちが真に身に付けるべきものとは何か。著者ならではのヒューマニズム的観点に裏打ちされた不朽の名著。用語解説・読書案内付。 解説 安藤 宏
内容説明
現代文とは何らかの意味において現代の必要に応えた表現であり、その読解のためには書き手や出題者の問題意識を精確に把握し、徹底的に分析することが求められる―。そんな明快な立場を提示し『新釈 現代文』の礎となった幻の名参考書。その簡にして要を得た解説と、それに基づいて実践される丹念な読解の実例の数々は、時代を超えた文章理解の本質へと学習者を誘う。現代文を読み解くうえで私たちが真に身に付けるべきものとは何か。著者ならではのヒューマニズム的観点に裏打ちされた不朽の名著。用語解説・読書案内付。
目次
第一部 現代文を読みこなすための前提(現代文とは何か;現代文の背景としての近代精神についての常識;入試現代文の範囲と性格(その一)
入試現代文の範囲と性格(その二))
第二部 現代文を読みこなすための三つの方法(筆者の立場を正しく把握することによって解決に導く方法;出題者の立場を正しく洞察することによって解決に導く方法;受験者の立場を正しく反省することによって解決に導く方法)
第三部 三つの方法の活用による入試現代文の実際的処理(例題一(岡崎義恵「文芸学概論」)
類題一(湯川秀樹「目に見えないもの」)
類題二(三木清「文学史方法論」) ほか)
附録
著者等紹介
高田瑞穂[タカダミズホ]
1910‐1987年。静岡県生まれ。東京帝国大学文学部国文学科卒業。大学院では国文学のほかに哲学も専攻。府立第一中学校(現・日比谷高校)教諭、成城高等学校(旧制)教授、校長などを経て、1954年に創設された成城大学文芸学部教授に就任。成城大学名誉教授。近代文学研究の第一世代として活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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