ちくま学芸文庫<br> 軍律法廷―戦時下の知られざる「裁判」

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ちくま学芸文庫
軍律法廷―戦時下の知られざる「裁判」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512956
  • NDC分類 391.4
  • Cコード C0121

出版社内容情報

交戦下において軍律違反者を処断する軍の審判機関、軍律法廷。旧日本軍は先の大戦において、多数の敵国兵や現地住民をこの軍律法廷にかけて死罰などに処したが、その関連資料はことごとく処分され、いまだ全容は解明されていない。本書では、名古屋大空襲の際に捕縛した米兵11人を軍律法廷にかけて斬首した一件をめぐる戦犯裁判、「イトウ・ケース」に注目し、その記録から軍律法廷の実相に迫っていく。それは非道な殺害行為を正当化する建前に過ぎなかったのか、それとも戦時の無法を食い止める役割を果たしていたのか。史料を丹念に読み解き、その知られざる実態を明らかにする。解説 新井 京

内容説明

交戦下において軍律違反者を処断する軍の審判機関、軍律法廷。旧日本軍は先の大戦において、多数の敵国兵や現地住民をこの軍律法廷にかけて死罰などに処したが、その関連資料はことごとく処分され、いまだ全容は解明されていない。本書では、名古屋大空襲の際に捕縛した米兵11人を軍律法廷にかけて斬首した一件をめぐる戦犯裁判、「イトウ・ケース」に注目し、その記録から軍律法廷の実相に迫っていく。それは非道な殺害行為を正当化する建前に過ぎなかったのか、それとも戦時の無法を食い止める役割を果たしていたのか。史料を丹念に読み解き、その知られざる実態を明らかにする。

目次

第一部 軍律法廷とはなにか(軍律と軍律法廷;イトウ・ケースの発端;なぜ戦犯裁判にかけられたか;外国の軍律法廷;軍律法廷と自衛隊)
第二部 名古屋空襲の軍律審判(無差別爆撃は戦争犯罪;捜査機関としての検察官;処罰を求める;審判の開始;全員に死罰;軍罰の執行)

著者等紹介

北博昭[キタヒロアキ]
1942‐2022年。鳥取県生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。旧日本軍の司法問題を扱う軍法務研究に取り組み、高校教諭を経て、大阪経済法科大学客員教授などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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CTC

8
4月のちくま学芸文庫新刊、底本は97年朝日選書。著者は元大阪経済法科大客員教授の軍法務研究家。“軍律法廷”は軍法会議と混同されがちだが、対象は非日本国籍人。通常は外地の作戦地・占領地に設置、その安寧を目的とし国際法抵触行為や敵対行動を規定する。大陸では「憲兵隊より軍律」と恐れられたが、内地の無差別爆撃にも適用されている。本書はBC級戦犯裁判“イトウ・ケース”の公判記録や関係者証言を追って、これまで詳らかにされてこなかった“軍律法廷”の大枠と、対米戦での軍律法廷の実相に迫るもの。発見ある読書となった。2025/05/14

Go Extreme

2
軍律法廷・知られざる裁判 アメリカ軍搭乗員11名の死刑処刑 第一総軍軍律の適用 できうるかぎり遵守するという日本の回答 無差別爆撃の国際法違反認定 捕虜と見なさない戦略的判断 空戦法規集と航空法規慣例への参考 ドゥーリトル空襲への遡及適用 カンガルー裁判ではない制度組織 非公開原則の軍律法廷 職権主義による大陸法系手続 陸軍大臣による死刑許可の必要性 普通人民威嚇目的の爆撃規定 防守都市か否かの争点 死刑に処すという岡田中将の宣告 厳罰・通訳の意図的翻訳 秘密裏に行われた処刑執行 法律による行政の必要性2025/05/15

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