ちくま学芸文庫<br> 古典としての旧約聖書 (増補)

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ちくま学芸文庫
古典としての旧約聖書 (増補)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512949
  • NDC分類 193.1
  • Cコード C0116

出版社内容情報

旧約聖書とはいかなる書物なのか。古代ユダヤの人びとはそこに何を読み込み、何を託してきたのか。本書は、半世紀にわたって旧約聖書と取り組み、古代オリエント学者としても豊かな学識をあわせもつ著者が、複雑で多層的な性格をもつ旧約聖書をさまざまな角度から読み解いていく珠玉の講演集である。文庫化にあたっては、定評ある旧版に、物語構造論の観点から聖書を分析する「旧約聖書における物語文学の構造と主題」など、5本の講演を大幅増補。その言葉は今を生きる私たちに何を投げかけるのか。旧約聖書の魅力を、第一人者が余すところなく語りつくす。

内容説明

旧約聖書とはいかなる書物なのか。古代ユダヤの人びとはそこに何を読み込み、何を託してきたのか。本書は、半世紀にわたって旧約聖書と取り組み、古代オリエント学者としても豊かな学識をあわせもつ著者が、複雑で多層的な性格をもつ旧約聖書をさまざまな角度から読み解いていく珠玉の講演集である。文庫化にあたっては、定評ある旧版に、物語構造論の観点から聖書を分析する「旧約聖書における物語文学の構造と主題」など、5本の講演を大幅増補。その言葉は今を生きる私たちに何を投げかけるのか。旧約聖書の魅力を、第一人者が余すところなく語りつくす。

目次

古典としての旧約聖書
原初史の主題
旧約聖書の歴史記述と歴史観
人はひとりではない―旧約聖書にみる愛の倫理
旧約聖書にみる苦難の理解
歴史と信仰―預言者ホセアに学ぶ
主はわが牧者―ヤコブの生涯に学ぶ
旧約聖書と現代―一神教は暴力的か
古代文学にみる友情
旧約聖書における物語文学の構造と主題

著者等紹介

月本昭男[ツキモトアキオ]
1948年、長野県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科中退。ドイツ・テュービンゲン大学修了(Dr.Phil.)。立教大学キリスト教学科教授、上智大学神学部特任教授、古代オリエント博物館館長などを歴任。立教大学名誉教授・上智大学名誉教授。経堂聖書会所属。専門は旧約聖書学、古代オリエント学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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へくとぱすかる

50
講演録なので理解しやすい文章である。旧約聖書そのものを読んだことがなくても、バベルの塔やエデンの園の物語などは有名なのでよく知られているし、宗教の聖典であるだけではなく、文学やさまざまな芸術の源泉にもなっている。古代オリエントの歴史と密接なつながりがあることや、ギルガメシュ叙事詩などとの関係もわかりやすい。今世紀に入ってからの学問的知見も反映されているので、改めて「そうなんだ」と知ったことも多い。翻訳にかかわる問題も多いらしく、日本語でできるだけ原意に近いことばを当てると、文意が急に通る例にも驚いた。2025/03/16

Francis

12
「見えない神を信ずる」に続いて読んだ。こちらもやはり講演集。だから読みやすい。旧約聖書はどのような書物であるのかがようやく理解できた。旧約聖書を読みたいのであれば、読む前に少なくともこの本は読んでおいた方が良いでしょう。2025/04/03

Kooheysan

5
テーマ別に旧約聖書を読み解く10の講演を集めたものです。先に読了した『物語としての旧約聖書』で少しだけ知識があったこと&それぞれの講演で丁寧な説明があったことで、旧約聖書にそれほど詳しくなくても楽しめました。個人的に面白かったのは、愛・苦難・友情(キケロの「友情について」も参照されています)の話。新しい視点を提供してもらえたこととして、聖書が普遍性を持った原因のひとつが民族視点ではなく人類という大きな視点をもっていたこと、そして一神教の問題点とされていることへの著者なりの考え方の2点が挙げられます。2025/03/20

ポルターガイスト

3
大変含蓄に富んだ公演集で読みやすくよかった。僕は旧約聖書・ユダヤ教の理解が明らかに弱く,授業でもその精神的重要性に全然たどり着けず,表層的に流れを追うようなトーク授業しかできなかったので,そこを補強してもらえそうな気がしています。2025/05/01

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