出版社内容情報
古代ギリシアの文化と社会を知るうえで、無視することのできない同性愛的傾向。それは、どのような形で表現され、受けとめられていたのか。本書は20世紀を代表する古典学の権威が、紀元前の8世紀から2世紀にわたる詩、壷絵、アリストファネスの喜劇、プラトンの対話篇、法廷弁論から落書にいたる膨大な史料を精査した、古代ギリシア研究史上の画期的名著である。同性愛的な行為と感情を克明に追い、性的関係のもつ複合的性格と自由で多種多様な姿を描きだすことによって、ジェンダー研究の基礎文献となった。収録図版多数。
解説 栗原麻子
内容説明
古代ギリシアの文化と社会を知るうえで、無視することのできない同性愛的傾向。それは、どのような形で表現され、受けとめられていたのか。本書は20世紀を代表する古典学の権威が、紀元前の8世紀から2世紀にわたる詩、壼絵、アリストファネスの喜劇、プラトンの対話篇、法廷弁論から落書にいたる膨大な史料を精査した、古代ギリシア研究史上の画期的名著である。同性愛的な行為と感情を克明に追い、性的関係のもつ複合的性格と自由で多種多様な姿を描きだすことによって、ジェンダー研究における基礎文献ともなった。収録図版多数。
目次
第1章 問題点・資料・方法(方針;美術;文献;用語)
第2章 テイマルコス告発(法律;エロスのさまざまな現れ;自然と社会)
第3章 特殊相と展開(秘めざる恋;偏愛と幻想;喜劇における同性愛;哲学における同性愛)
第4章 変遷(ドーリス人;神話及び歴史)
著者等紹介
ドーヴァー,K.J.[ドーヴァー,K.J.] [Dover,Kenneth James]
1920‐2010年。オックスフォード、ベイリャル・コレッジ卒業。セント・アンドルーズ大学ギリシア語教授を経て、オックスフォード、コーパス・クリスティ・コレッジ学長、英国古典学会会長、英国学士院院長、セント・アンドルーズ大学名誉総長を歴任。専門、古典学
中務哲郎[ナカツカサテツオ]
1947年、大阪生まれ。京都大学文学部教授を経て、現在、同名誉教授
下田立行[シモダタツユキ]
1950‐2003年。札幌生まれ。元・信州大学文学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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iwasabi47
ポルターガイスト
Go Extreme
hi