出版社内容情報
孔子・老荘ほかの諸子百家や先賢の思想を伝える漢籍は、日本では客観的知識という以上に、「尊い教えを学ぶための古典」として信奉されてきた。また、近代人文学の対象となってからは、専門化・細分化がすすみ、ときに西洋哲学の概念が安易に転用されることもあった。本書はそうした伝統や枠をこえて、各々が形成された時代背景を踏まえつつ、民族の社会・生活に根差した「総合的な知」として中国思想を描きなおす。上代から現代までの巨大な潮流を時系列で追い、この一冊で中国思想史を読みきることができる名著。
内容説明
孔子・老荘ほかの諸子百家や先賢の思想を伝える漢籍は、日本では客観的知識という以上に、「尊い教えを学ぶための古典」として信奉されてきた。また、近代人文学の対象となってからは、専門化・細分化がすすみ、ときに西洋哲学の概念が安易に転用されることもあった。本書はそうした伝統や枠をこえて、各々が形成された時代背景を踏まえつつ、民族の社会・生活に根差した「総合的な知」として中国思想を描きなおす。上代から現代までの巨大な潮流を時系列で追い、この一冊で中国思想史を読みきることができる名著。
目次
上代の思想
漢代の思想
六朝・唐代の思想
宋・明の思想
清代の思想
現代の思想
著者等紹介
村山吉廣[ムラヤマヨシヒロ]
1929年、埼玉県春日部市生まれ。早稲田大学文学部卒、大学院博士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、日本詩経学会会長、日本中国学会顧問。中国古典学(とくに詩経学)、江戸明治漢学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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