ちくま学芸文庫<br> 移民の歴史

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ちくま学芸文庫
移民の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512192
  • NDC分類 334.4
  • Cコード C0122

出版社内容情報

国境を超えた人口移動。その背景には、地球上にくらす人類の、個別複雑な生活誌がある。それを読み解く移民研究を平明に解説した画期的な入門書。

内容説明

国境を越えたグローバルな人口移動の歴史。それは、人類出現以来の全史でもあり、その背景には、地球上にくらすあらゆる人々の個別複雑な生活誌が横たわっている。本書はまず移民史を概観し、越境移動の種類を分類。さらに、時代や国境を越えて広がるトランスカルチュラルな生活、市民権へのアクセス、移民の起業家精神などを解釈するための、体系的なアプローチを解説していく。ジェンダー、難民、労働市場など最新の論点も視野に入れられる。「移民とはなにか」という問いに対して、マクロとミクロの両方の視点を備えたコンパクトで画期的な入門書。文庫オリジナル。

目次

第1章 はじめに 一般的な見方―学術的視点からの再概念化
第2章 人間の歴史における移動―長期的視野から
第3章 越境移動と文化的相互作用の理論
第4章 移住者が辿る道への体系的なアプローチ
第5章 研究への挑戦としての移民の実践
第6章 二一世紀のはじまりにみえてくるもの

著者等紹介

ハルツィヒ,クリスティアーネ[ハルツィヒ,クリスティアーネ] [Harzig,Christiane]
1952‐2007年。米アリゾナ州立大学歴史学部准教授。専門、移民史・女性史

ヘルダー,ディルク[ヘルダー,ディルク] [Hoerder,Dirk]
1943年生まれ。独ブレーメン大学、米アリゾナ州立大学教授を歴任。世界移民史の先駆的研究者として知られる

ガバッチア,ダナ[ガバッチア,ダナ] [Gabaccia,Donna]
1949年生まれ。トロント大学名誉教授。専門は移民・ジェンダー研究

大井由紀[オオイユキ]
一橋大学大学院で博士号(社会学)取得。現在、南山大学外国語学部英米学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

69
正確には原著のタイトルの素直な訳『移民の歴史って何?』とすべき本。まず移民をかなり広く捉え(国内の地域間移動も含む)、第2章で人間の出現以来の人々の移動を歴史的に概観する。本書の価値はその後の章にあり、歴史と言うよりは社会学的なアプローチで、移動する側、受け入れる側の文化的な変容を多角的に概観する。さらにジェンダーや子どもといった世代的な視点も導入しており、ともすると単純化されがちな移民の問題を、極めて立体的に捉えようとしている。大学の初学者向けテキストだそうで、内容は平易だがその奥行きは深い。良書だ。2023/12/25

ゲオルギオ・ハーン

22
移民研究の概論。移民といっても背景、目的、行き先の基準がさまざま。本書は移民についての基本的な考え方を歴史的な動きも視野に入れて整理してくれる。また、移民に関するさまざまな切り口の研究も紹介しており、どの角度から切り込むと自分の問題関心に近いのかもわかる。個人的には3−6の労働市場との関連が一番気になる。移民労働者といってもさまざまなタイプがいるわけで単純労働もあれば高度な技能で労働する人もいる。現代では政策に移民労働者の質をコントロールしようとしているのでもっと深堀りした本を読んでいきたい。2024/03/06

拡がる読書会@大阪

4
最近の問題ではなく、歴史的にずっと因果があっての問題なんですね。 人口の移動だけでなく、他国への文化の影響、労働市場の変化など様々な事象が起こっています。 解決へはなかなか大変ではりますが、原因を知るためにはまずは歴史を知っておくことは大切です。 多様性とはよく言いますが、それを受け止める寛容さだったり、受け止めるきる責任が必要となってくる見えては来ていると思うのですが、なかなか現実的には難しいお話ですね。 https://note.com/sharebookworld/n/nb5cbb596df242024/02/25

ポルターガイスト

4
タイトルは『移民の歴史』ではなく『移民の歴史とは何か』『移民の歴史をわれわれはどのように取り扱い,そこから何を学び取るべきか』とでもすべき本。移民史そのものではなくそれを取り扱う上での心構えやそこから読み取れるものについての記述が多く,筆者のリベラルな価値観がかなり前面に出ている。2023/12/30

Fumoh

3
昨今の移民問題をかんがみれば、タイムリーなテーマと言えるが、移民問題に光明を与えてくれる本とは言えないだろう。まず著者の取り扱う範囲がかなり広い。もちろん「移民」といっても一口に切れない、さまざまな事情がある。しかしその事情をどう評価するか、にまで突っ込んで考えているとは言い難い。むしろ移民の実情を紹介する本と言った方がいいだろう。もちろん突っ込んだ介入をすれば、政治的なテーマとならざるを得ないが、むしろわたしはそれを避けてしまえば、毒にも薬にもならない本になってしまうと思う。いろいろな移民の実情を語って2023/12/28

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