ちくま学芸文庫<br> プラトン理想国の現在 (新版)

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ちくま学芸文庫
プラトン理想国の現在 (新版)

  • 納富 信留【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512048
  • NDC分類 131.3
  • Cコード C0110

出版社内容情報

近代日本に「理想」という言葉を生み、未来をひらく力を与えたプラトン哲学。主著『ポリテイア』の核心を捉え、哲学の可能性を示す。解説 熊野純彦

内容説明

「理想」という語は、明治の時代、プラトンの「イデア」の訳語として造られ、定着した。そしてプラトンの最高傑作『ポリテイア』(『国家』)が『理想国』の標題で出版され、近代国家建設をめざす多くの日本人の希望の拠りどころとなる。だが、新たな理想社会を創らんとするその熱情は、やがて全体主義に利用される運命を辿った―。かくも激しく人々の魂を突き動かしたプラトンの理想主義哲学とは、果たしていかなるものか。『ポリテイア』の核心を読み解くことで、哲学という営みが切りひらく最良の地平を描き出す。初学者への案内として「プラトン『ポリテイア』を読むために」を付した決定版。

目次

序 「理想」を追う哲学―あるいは、現代のドン・キホーテ
第1部 現在の鏡としての『ポリテイア』(『ポリテイア』の正義論;理想国論批判の再考;「哲人王ホメイニー」)
第2部 『ポリテイア』を読んだ日本の過去(新しい日本語のプラトン;明治から大正へのプラトン;戦前から戦後へのプラトン;「理想国」への挑戦と挫折)
第3部 私たちが語る未来の「ポリテイア」(「ポリテイア」とは何か?;「天上に掲げられたポリス」;「理想」を書く/読むこと)
付録 プラトン『ポリテイア』を読むために

著者等紹介

納富信留[ノウトミノブル]
1965年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ケンブリッジ大学大学院古典学部博士号取得。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2007‐10年まで、国際プラトン学会会長を務める。主な著書に『ギリシア哲学史』(筑摩書房、和辻哲郎文化賞(学術部門)受賞)、『ソフィストとは誰か?』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みのくま

5
「国家」と邦訳される「ポリテイア」は超訳といってもよいようだ。本書は日本における「ポリテイア」及びプラトン受容の歴史を辿っており興味深い。まずプラトン対話篇を訳すにあたり新しい日本語の創造が必要であった。明治初期の文語体ではプラトンの対話は表現できないのだ。そして戦前は英訳の重訳として「理想国」という邦訳がつけられた。同時に「理想」という単語も生み出された。他方プラトンは近代世界で全体主義や社会主義の起源として解釈されたが、戦後日本では非政治的な哲学書として脱臭されて受容された事で見落してしまった事が多い2024/03/07

Fumoh

1
いい本だと思いました。現在の「正しさ」の混乱を見事に指摘している。われわれがアメリカ流の資本主義に疑問を抱くようになったのは、リーマンショック、そして東日本大震災による原発事故からだった。突如、信じていた思想に裏切られるとき、われわれはどうそれを作り直せばよいのか、今一度プラトンの『国家(ポリテイア)』に立ち返ってみよう、と著者はいいます。プラトンの『国家』は今までさまざまな政治思想の根本とされてきました。社会主義であったり、軍国主義であったり、独裁政治であったり、民主主義であったり……。2023/12/27

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