出版社内容情報
トマス・アクィナスは何を成し遂げたのか。巧みな機知とともに描かれる人物像と思想の核心。専門家からも賞賛を得たトマス入門の古典。解説 山本芳久
内容説明
「カトリック哲学の第一義的にして基本的な部分が、実は生の賛美、存在の賛美、世界の創造主としての神の賛美であるということを理解しない人は、誰も最初からトマス哲学、言いかえれば、カトリック哲学を理解することはできない」。文学者一流の機知とともに描かれるトマス・アクィナスの肖像。聖人の歩みをたどりながら、哲学は神学に、神学は聖性に依存することをチェスタトンは説く。鋭敏な感覚を通して築き上げられたトマスの理論体系。それは、実際的なものと不可分であるがゆえに、われわれの精神に今も近しい。専門家から無条件の賞賛を勝ち得たトマス入門の古典。
目次
1 二人の托鉢修道士
2 逃亡した大修院長
3 アリストテレス革命
4 マニ教徒に関する観想
5 本物の聖トマス
6 トマス哲学入門
7 久遠の哲学
8 聖トマス以後
著者等紹介
チェスタトン,G.K.[チェスタトン,G.K.] [Chesterton,Gilbert Keith]
1874‐1936年。ロンドン生まれ。イギリスの作家、詩人、批評家。美術学校を中退後文筆生活に入り、政治評論や文芸批評、評伝、小説など幅広い分野で活動した。「ブラウン神父」シリーズが、推理小説の古典として知られている
生地竹郎[オイジタケロウ]
1926‐80年。広島県生まれ。東北大学文学部英文科卒業。元上智大学教授。中世英文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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