ちくま学芸文庫<br> 決断の法則―人はどのようにして意思決定するのか?

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ちくま学芸文庫
決断の法則―人はどのようにして意思決定するのか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511379
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0130

出版社内容情報



ゲーリー・クライン[ゲーリー クライン]
著・文・その他

佐藤 佑一[サトウ ユウイチ]
監修/翻訳

内容説明

火事の現場についた消防隊長は、消火と救助のどちらを優先すべきか瞬時に判断できる。優れたチェスプレーヤーは、厳しい時間制限の下でも最良の一手を導き出せる。大きなプレッシャーがかかり複雑に変化する現場で、人はいかにして自分の経験を活かし、意思決定を行うか。本書は、消防士、集中治療室の看護師、軍指揮官、チェスプレーヤーなどを調査し、豊富なエピソードから意思決定のメカニズムの解明に努めた。合理的選択の陰で見落とされてきた「直観」や「経験則」に焦点を当て、ダニエル・カーネマンにも影響を与えた、認知心理学者による画期的研究。

目次

意思決定に関する人間の隠れた能力
消防隊から学んだこと
認知に基づく意思決定モデル
直観と意思決定
メンタルシミュレーションの力
ビンセンズの撃墜
メンタルシミュレーションと意思決定
発想を転換する
非直線的なアプローチによって問題解決する
見えないものを見る
ストーリーの力
メタファとアナロジー
真意を読みとる能力
チーム思考の力
論理的分析の力と論理主義の弊害
有能な者が意思決定に失敗するのはなぜか

著者等紹介

クライン,ゲーリー[クライン,ゲーリー] [Klein,Gary]
1944年、ニューヨーク市生まれ。認知心理学者。オークランド大学助教を経て、米空軍省に研究者として勤務。その後研究開発会社クライン・アソシエイツを設立、意思決定研究に従事した。現在は民間企業で研究職を務める。自然主義的意思決定(NDM)アプローチの推進者

佐藤佑一[サトウユウイチ]
国際基督教大学(ICU)卒。翻訳家、著書・訳書多数。佐藤翻訳事務所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホシ

16
自然主義的意思決定の理論化を試みた一冊。情報の欠如、敵やライバルの存在、情報に信頼性が無いなどの状況で熟練者がどのようにその場で判断を下すのか?という内容が詳細な事例とともに具に語られます。要は「経験が重要」という当たり前の内容なのですが、この「当たり前」をプラグマティックに解析する辺りは、さすが米国と唸るばかり。意思決定論の学徒は必読の一冊です。以前、講義で「熟練者とは何か?」について考える機会がありましたが、それに示唆を与えるものでした。博論みたいで難解ですが、終章の結論だけでも一読の価値アリです。2023/01/02

Don2

10
良書!消防士や軍人、チェスプレイヤーなどへのケーススタディ・インタビューを元に、人の意思決定プロセス、特に、"熟練する"ことによる意思決定プロセスの変化を研究した本。この手の”考え方論”系の書籍群において、(しばしば実証的根拠に欠ける)”べき論”ではなく、心理学的分析に基づいて”ある論”をえぐりだした点に価値がある。キーワードは直感・メンタルシミュレーション・ストーリー・類推等。私はMECEな分解+プロコン評価での”ロジカルシンキング”だけで意思決定はできないと確信していたため、実証的な裏付けができ満足。2022/12/27

conegi

8
具体的事例を元に、直感なども含む様々な意思決定のプロセスを具体化していく。わりと構成は好みではあるのだが、ページ数が多く、途中からは斜め読みしてしまった。消防や医療などの想像しやすい事例は良いのだが、空軍は想像しにくかったのが原因かも知れない。最終章のまとめを読むだけでも良いかも。内容自体は良書だと思います。2024/06/18

huchang

4
認知心理学やってる友人が熟達化について研究してて、この本にある通り消防や看護師の仕事についてよく話してたなあ、このことやったんかと懐かしい気持ちになって読み進めた。直感や想像は経験やそれに伴う知識が大事だよ、という当たり前なことをこれでもかと膨大なデータや聞き取りで論じる実にアメリカ的な研究。ちょっとクドいけど言語化するにはこんだけ考えた方がええわな。良書。2023/03/31

読人

2
カーネマンの「ファスト&スロー」で取り上げられていた「消防士の直感」のエピソードの印象が強くいつか読んでみたいと思っていた著作。なんとちくま学芸文庫で発刊。原著が98年発行なので、25年近く経っているが今読んでも十分価値のある作品。カーネマン、セイラーら行動経済学派と意見を異にするタレブ、ギーゲンレンツァーと立場的には近い。直感、経験が大いに価値を発揮するケースと、システム2を使って論理的に取り組むべきケースがありその線引をどこにおくべきか、というところだろうか。名著。2022/10/23

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