ちくま学芸文庫<br> 歴史学の擁護

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ちくま学芸文庫
歴史学の擁護

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511164
  • NDC分類 201
  • Cコード C0120

出版社内容情報

ポストモダニズムにより歴史学はその基盤を揺るがされた。学問を擁護すべく著者は問題を再考し、論議を投げかける。原著新版の長いあとがきも訳出。

===
過去の出来事について真の洞察に到達するために歴史家ができることとは何か――。この問いは、ポストモダニズムの登場とともに抜き差しならないものとなった。歴史学をこれまで支えてきた、客観性や因果関係といった概念が強く揺さぶられることになったからである。歴史理論と歴史学的実践の双方に目を配りながら、著者は、信頼に値する確かな知識を得るための方途を探りなおす。世界的に歴史教育の現場で読まれ、多くの論議を呼んだ作品がここに文庫化。数多の批判に応答した原著新版の長いあとがきも併せて訳出。
===

いかにして
歴史的真実を語るか
イギリスを代表するドイツ近現代史家が歴史学の基礎を問う
===

【目次】
日本語版への序文 
謝 辞 
凡 例 
 
序 論
第一章 歴史学の歴史
第二章 歴史、科学、倫理
第三章 歴史家と歴史事実
第四章 史料と言説
第五章 歴史における因果関係
第六章 社会と個人
第七章 知と権力
第八章 客観性とその限界
あとがき―批判に答えて
 
訳者あとがき 
文献解題 
人名索引

内容説明

過去の出来事について真の洞察に到達するために歴史家ができることとは何か―。この問いは、ポストモダニズムの登場とともに抜き差しならないものとなった。歴史学をこれまで支えてきた、客観性や因果関係といった概念が強く揺さぶられることになったからである。歴史理論と歴史学的実践の双方に目を配りながら、著者は、信頼に値する確かな知識を得るための方途を探りなおす。世界的に歴史教育の現場で読まれ、多くの論議を呼んだ作品がここに文庫化。数多の批判に応答した原著新版の長いあとがきも併せて訳出。

目次

第1章 歴史学の歴史
第2章 歴史、科学、倫理
第3章 歴史家と歴史事実
第4章 史料と言説
第5章 歴史における因果関係
第6章 社会と個人
第7章 知と権力
第8章 客観性とその限界

著者等紹介

エヴァンズ,リチャード・J.[エヴァンズ,リチャードJ.] [Evans,Richard J.]
1947年生まれ。オックスフォード大学にて修士号、哲学博士号を取得。ケンブリッジ大学で近代史欽定講座担当教授を務めたドイツ近現代史家。2012年、Sirの称号が与えられる

今関恒夫[イマゼキツネオ]
1939年生まれ。同志社大学名誉教授

林以知郎[ハヤシイチロウ]
1949年生まれ。同志社大学名誉教授

與田純[ヨダジュン]
1970年生まれ。香川高等専門学校准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てつ

31
いろいろと論じているが、西欧優位の史学論でしかない。要するに歴史哲学というよりは西欧史哲学論争。読物としては面白いが、それでもカーの著作を越えられない。翻訳もいまいちかな。2022/06/21

yanapong

1
主にポストモダニスト(≒ポスト構造主義者)や古くからの保守的歴史学者からの現代歴史学批判に対する、現代歴史学の意義や研究方法の正当性を主張する本。ポストモダニストを全否定しているわけではなく、研究や知識の深化に資する点は評価しつつ、ポストモダニストに多くみられる言説やテクストに対する評価の仕方については明確に異を唱える。歴史学研究史、または歴史学者史(対象は欧米の学者のみだが)としても読める。2024/07/20

1
すごくシンプルに書きますが、歴史的なものを語るのは、困難が伴う。20世紀の歴史家たちが、様々な歴史観を語っていますが、広く適用できるような普遍性のあるものはない。ということでしょう。2022/09/01

遊動する旧石器人

1
2022年5月10日第1刷発行。1999年に刊行された単行本の文庫版。本書は、ポストモダニズムによって、相対主義性が高められた時代に歴史学が今後どうなっていくかについて考えたもの。「擁護」という書題だが、ポストモダニズムによって否定された伝統的歴史学の擁護をしているのではなく、文庫版では削除されたサブ題の「ポストモダニストとの対話」が実態で、書題につられると誤読をしてしまう。結局、あとがきに記されているように、対立の中庸的議論を求めた書籍であり、著者はどちらにも与してないため、明確な主張軸が読み取り難い。2022/06/13

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