ちくま学芸文庫<br> 価値があるとはどのようなことか

個数:

ちくま学芸文庫
価値があるとはどのようなことか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 05時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511140
  • NDC分類 151.1
  • Cコード C0110

出版社内容情報

価値の普遍性はわれわれの偏好といかに調和されるか――。愛着・価値・尊重をめぐってなされる入念な考察。現代屈指の法哲学者による比類ない講義。

内容説明

価値が歴史や社会に依存するとき、それはいかにして普遍たりうるのか―。この問いの意味と射程をめぐり、本書では入念な議論が展開される。価値の普遍性と個々人における偏好とが調和されること。価値の尊重とは、価値の実現への保障であるのみならず、その価値に関与し、尊重の風土を形づくるものでもあること。そこにこそ未来の希望は宿る。新たなテーゼの提示と溢れる洞察は、集団的アイデンティティや人権に関しても示唆するところが大きい。現代屈指の法哲学者が倫理学の中心テーマに迫った比類ない講義。文庫オリジナル。

目次

第1章 愛着と唯一性(純粋性の消滅―意味の崩壊か、解放か?;飼い馴らすこと―欲望か、共通の過去か ほか)
第2章 普遍性と差異(テーゼ;価値はどのような場合に普遍的なのか? ほか)
第3章 生きていることの価値(問題設定;永続する生の個人的価値 ほか)
第4章 人々を尊重する(カント的由来;それ自体目的であることについて ほか)

著者等紹介

ラズ,ジョセフ[ラズ,ジョセフ] [Raz,Joseph]
1939年生まれ。ヘブライ大学法学修士、オックスフォード大学博士。オックスフォード大学法哲学教授、コロンビア大学ロー・スクール教授などを歴任。現在、キングス・カレッジ・ロンドン特任教授

森村進[モリムラススム]
1955年生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士(一橋大学)。一橋大学名誉教授。専門は法哲学

奥野久美恵[オクノクミエ]
京都大学研究員。専門は法哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっさん

3
価値があるとはどのようなことか #読了 #法哲学者 による哲学書。道徳の基本となるような善や、人を尊重することというのは突き詰めていくとちゃんとした基盤があるのか?というのを論考していく。正直難しいし、あんまり説得力ある感じしなかった···· https://t.co/XHF5NWZSXK2022/07/14

不貞ポサティ現象

1
すごい2022/10/12

_udoppi_

1
特に1~3章が難しい。翻訳は頑張っていると思うが、そもそも原著の論理がわかりにくい。訳者解説を読んでもよくわからないところが多いので自分の能力を引き上げる必要がある2022/05/28

Go Extreme

1
愛着と唯一性: 純粋性の消滅―意味の崩壊か、解放か 飼い馴らすこと―欲望か、共通の過去か 公への脇道 愛着とアイデンティティ 集団のアイデンティティ 不安をやわらげるイスラエルの実例 普遍性と差異: テーゼ 価値はどのような場合に普遍的なのか 倒置の論証 生きていることの価値: 問題設定 永続する生の個人的価値 生を延ばすことの個人的価値 生き続ける欲求の意義 死への恐れとそこからの眺め 人々を尊重する: カント的由来 それ自体目的であることについて 尊重する理由の導入 なぜ尊重するか 人びとを尊重する2022/05/19

遊動する旧石器人

1
2022年4月10日第1刷発行。本書題は『価値があるとはどのようなことか』であるが、原書題は『価値・尊重・愛着』であり、全4章からその3項目について問いと言説がなされる。訳文自体は難解ではなく、読みやすい文章だが、挿入が多く、言説が多岐に及ぶため、本筋や立ち位置を見失いやすい。従って、訳者解説を読んでラズの主張の本筋を理解した上で本文を読まれることをお勧めしたい。しかしながら、多岐に及ぶラズの言説は、例えば、パブリック・アーキオロジーに際しても非常に示唆に富むものがあり、遺跡という価値を考える材料となる。2022/05/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19475544
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。