ちくま学芸文庫<br> 道徳および立法の諸原理序説〈上〉

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ちくま学芸文庫
道徳および立法の諸原理序説〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511058
  • NDC分類 133.4
  • Cコード C0132

出版社内容情報

快と苦痛のみに基礎づけられた功利性の原理から、個人および共同体のありようを分析する。近代功利主義の嚆矢をなす記念碑的名著をついに完訳。
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イギリス近代を代表する思想家にして法学者ジェレミー・ベンサム(1748-1832)。本書は、近代功利主義の創始者として知られる彼の代表作と目される記念碑的著作である。ここでベンサムは、人間の快と苦痛のみに基礎づけられた功利性の原理をもとに個人と共同体のありようを徹底的に解析し、そこから真に普遍的な法体系を導出しようと試みる。その挑戦はわれわれをどこに導くのか? 刊行より200年以上経てもなお倫理学、法哲学、政治思想など広範な分野に圧倒的な影響を与え続けている名著を、このうえなく清新かつ平明な訳文で送る。上巻は「第13章 罰すべきでない場合」まで。文庫オリジナル。
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功利性の原理を論じたベンサムの代表作
最大の幸福はいかにして可能なのか? 文庫オリジナル

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【目次】

第1章 功利性の原理について
第2章 功利性の原理に反するさまざまな原理について
第3章 快と苦痛の四つの源泉および制裁
第4章 さまざまな快と苦痛の価値ならびにその測定方法
第5章 快と苦痛について、その種類
第6章 感受性に影響を与える状況について
第7章 人間の行動一般について
第8章 意図について
第9章 意識について
第10章 動機について
第11章 人間の気質一般について
第12章 有害な行為の結果について
第13章 罰すべきでない場合
訳注

内容説明

イギリス近代を代表する思想家にして法学者ジェレミー・ベンサム(1748‐1832)。本書は、近体功利主義の創始者として知られる彼の代表作と目される記念碑的著作である。ここでベンサムは、人間の快と苦痛のみに基礎づけられた功利性の原理をもとに個人と共同体のありようを徹底的に解析し、そこから真に普遍的な法体系を導出しようと試みる。その挑戦はわれわれをどこに導くのか?刊行より200年以上経てもなお倫理学、法哲学、政治思想など広範な分野に圧倒的な影響を与え続けている名著を、このうえなく清新かつ平明な訳文で送る。上巻は「第13章 罰すべきでない場合」まで。文庫オリジナル。

目次

第1章 功利性の原理について
第2章 功利性の原理に反するさまざまな原理について
第3章 快と苦痛の四つの源泉および制裁
第4章 さまざまな快と苦痛の価値ならびにその測定方法
第5章 快と苦痛について、その種類
第6章 感受性に影響を与える状況について
第7章 人間の行動一般について
第8章 意図について
第9章 意識について
第10章 動機について
第11章 人間の気質一般について
第12章 有害な行為の結果について
第13章 罰すべきでない場合

著者等紹介

ベンサム,ジェレミー[ベンサム,ジェレミー] [Bentham,Jeremy]
1748‐1832年。イギリスの哲学者・法学者。ロンドンに生まれ、12歳でオクスフォード大学クィーンズカレッジに入学。法廷弁護士となるがのちに法曹界に幻滅し、終生著述家として多方面で活躍した。近代功利主義理論の創始者と目され、その思想は現代にいたるまでさまざまな分野に影響力を及ぼしている

中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

48
『人々が自分自身の利害を正しく理解していれば、完全にこの理論に適合して行動するのである。』P95そして、ベンサムは高らかに宣言するのです。人間の主人は快と苦痛だと。しかし、どうでしょうか?自分自身の利害なんてものを100%と理解している人はいません。つまりは100%自分の利害だけで動いている人は存在しません。絶対的に自分自身の利害だけで行動できる人はいないのですからそれが確実性を持つことは不可能です。ですが、功利主義は人間の社会を理解すること、資本主義社会を理解しようと思えば有効な理論であることは確かです2023/06/22

かわうそ

33
功利主義について書いてある本だという漠然的に捉えられているが本書は刑法の序論です。法学部で習う刑法総論の内容も相当程度含まれているのでかなり難解なのです。「これらの四つの制裁(サンクション)のうちで物理的な制裁は、政治的な制裁と道徳的な制裁の基礎となるものであり、さらに宗教的な制裁が現世における罰とかかわる限りでは、宗教的な制裁にとっても基礎となるものである。」85ページ 逆に言えば道徳的な制裁と道徳的な制裁+制裁を下す人間の性質によってサンクションは分類できます。2022/10/11

mim42

3
現代の感覚では「それってあなたの主観ですよね?」と言いたくなる場面も多いが、基本的にゼロベースで体系を作ったり妄想したりしながらの仕分け、楽しそう2022/11/26

有沢翔治@文芸同人誌配布中

2
 功利主義の提唱者、ジェレミー・ベンサムは最大多数の最大幸福を基礎付けた。快と苦痛、二つの感情に根拠を求めたのである。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51532978.html2024/03/02

Hiroshi Higashino

1
斜め読み.法理学、特に刑法についての論考?なのかな?なんだか全体像がつかめない.下巻に期待というところか・・・2023/03/08

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