ちくま学芸文庫<br> アメリカを作った思想―五〇〇年の歴史

個数:

ちくま学芸文庫
アメリカを作った思想―五〇〇年の歴史

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月16日 14時49分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480510648
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

「新世界」に投影された諸観念が合衆国を作り、社会に根づき、そして数多の運動を生んでゆく――。アメリカ思想の五〇〇年間を通観する新しい歴史。

===
発端において、アメリカは、ヨーロッパの探検者たちが「新世界」に投影した一群の諸観念であった。それらはいかにして合衆国を築き、どのような運動を生み出していったか――。本書は、アメリカ人たちが紡いできた思想的生の物語を、国や時間や文化の境界を越える横断の歴史として描く。思想史とは、時代の問題と向きあった人びとの行為選択から彼らの知的背景を読みとること、そして彼らが生きた経験へ近づくことである。ピューリタニズムからポストモダニズムまで、あるいはトマス・ジェファソンからリチャード・ローティまで、アメリカ史に作用した観念の力を概説する画期的思想史入門。
===

【目次】
日本語版への序文

序文
第1章 諸帝国の世界――コンタクト以前から一七四〇年まで
第2章 アメリカと環大西洋啓蒙―― 一七四一年から一八〇〇年まで
第3章 リパブリカンからロマンティックへ―― 一八〇〇年から一八五〇年まで
第4章 思想的権威をめぐる諸抗争―― 一八五〇年から一八九〇年まで
第5章 モダニズムの諸反乱―― 一八九〇年から一九二〇年まで
第6章 ルーツと根なし草―― 一九二〇年から一九四五年まで
第7章 アメリカ精神の開始―― 一九四五年から一九七〇年まで
第8章 普遍主義に抗して―― 一九六二年から一九九〇年代まで
エピローグ グローバリゼーションの時代のアメリカ再考、あるいは会話の継続

謝辞
訳者あとがき
原註
さらに学ぶためのブックリスト
索引

内容説明

発端において、アメリカは、ヨーロッパの探検者たちが「新世界」に投影した一群の諸観念であった。それらはいかにして合衆国を築き、どのような運動を生み出していったか―。本書は、アメリカ人たちが紡いできた思想的生の物語を、国や時間や文化の境界を越える横断の歴史として描く。思想史とは、時代の問題と向きあった人びとの行為選択から彼らの知的背景を読みとること、そして彼らが生きた経験へ近づくことである。ビューリタニズムからポストモダニズムまで、あるいはトマス・ジェファソンからリチャード・ローティまで、アメリカ史に作用した観念の力を概説する画期的思想史入門。

目次

第1章 諸帝国の世界―コンタクト以前から一七四〇年まで
第2章 アメリカと環大西洋啓蒙―一七四一年から一八〇〇年まで
第3章 リパブリカンからロマンティックへ―一八〇〇年から一八五〇年まで
第4章 思想的権威をめぐる諸抗争―一八五〇年から一八九〇年まで
第5章 モダニズムの諸反乱―一八九〇年から一九二〇年まで
第6章 ルーツと根なし草―一九二〇年から一九四五年まで
第7章 アメリカ精神の開始―一九四五年から一九七〇年まで
第8章 普遍主義に抗して―一九六二年から一九九〇年代まで
エピローグ グローバリゼーションの時代のアメリカ再考、あるいは会話の継続

著者等紹介

ラトナー=ローゼンハーゲン,ジェニファー[ラトナーローゼンハーゲン,ジェニファー] [Ratner‐Rosenhagen,Jennifer]
ウィスコンシン大学マディソン校歴史学教授。2003年にブランダイス大学よりPh.D.を取得。専門はアメリカ思想史、アメリカ文化史

入江哲朗[イリエテツロウ]
1988年生まれ。日本学術振興会特別研究員PD(国際基督教大学)。専門はアメリカ思想史、映画批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ex libris 毒餃子

10
アメリゴ・ヴェスプッチからリチャード・ローティまでのアメリカにおける思想の流れをおう。ピューリタニズムに始まり、トランセンデンタリズムとダーウィン思想、プラグマティズムから黄禍論、ナチから逃げてきた知識人の受容などなど。根深いアジア人蔑視があったり、アフリカ系アメリカ人の反抗が読めてよかったです。良書。2022/01/16

Hiroshi

5
思想史とは過去を立ち聞きすることだとする本。2019年にオックスフォード大学より出版され、2021年に翻訳文庫化された。①1507~1740年、②~1800年、③~1850年、④~1890年、⑤~1920年、⑥~1945年、⑦~1970年、⑧~1991年、エピローグとなる。①1507年に新大陸がアメリカと命名された。17世紀より本格的な入植が始まる。ピューリタニズムの思想的秩序を発展させた。欧州のキリスト教の頽廃から避難する場だ。②経験論。寛容論・自然権の保護のジョン・ロックの啓蒙思想の実験の場となった。2023/05/22

Bevel

3
哲学史ではなく社会思想史という感じ。宗教、ダーウィニズム、プラグマティズム、ポストモダニズムと進み、大きくは民主主義からリベラリズムという感じかしら。思想の内容は細かくは追えないものの、大きな流れを捉えるための本。2021/08/04

PETE

2
アメリカの哲学史ではなく思想史を、女性・人種・セクシュアリティに関する議論の潜流にも目配りしつつ、コンパクトにまとめた好著。二十世紀の知的激流も、必読文献を引用しながらわかりやすく説明している。 ただ、新しい思想のインパクトはわかるのだが、そのカウンターパートである保守的思想の紹介が、ある程度なされているとはいえ不十分だと思う。「文化戦争」の前線に出た著者は紹介されるが、後方の武器庫となる部分が明らかにされていない。2022/10/17

hryk

2
アメリカの500年の思想史。膨大な文献を渉猟して一つの歴史を描き出す歴史学者の作品には毎度恐れ入る。たいへん勉強になった。訳者あとがきでの思想史に関する解説も有益。2022/05/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18134327
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。