出版社内容情報
唐詩より数多いと言われる宋詩から、偉大なる詩人達の名作を厳選訳出して解釈する。親しみやすい漢詩論としても読める、選者解説も収録。解説 佐藤保
内容説明
唐詩の時代より、「詩」という形式が広く親しまれるようになり、作者も作品もはるかに数多かったと言われる宋代。本書では、この安定した中国的国家体制が敷かれていく時代を、北宋と南宋に大別し、おのおの約30人ずつの数作を選ぶ。自分が好きな詩に限って選んだと述べつつ、王安石、黄庭堅、蘇軾、陸游ら、偉大なる詩人たちの名作を解釈し訳出する。巻末につけられた編訳者による「解説」は、親しみやすい調子で書かれた充実の宋詩論かつ漢詩概説にもなっている。
目次
北宋(徐鉉;楊徽之;王禹〓;寇準;林逋 ほか)
南宋(李彌遜;呂本中;朱弁;曹〓;左緯 ほか)
著者等紹介
小川環樹[オガワタマキ]
1910‐93年。京都帝国大学文学部卒業。東北大学教授を経て、京都大学文学部教授、同名誉教授。専門、中国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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