ちくま学芸文庫<br> フォン・ノイマンの生涯

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ちくま学芸文庫
フォン・ノイマンの生涯

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480510433
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0140

出版社内容情報

コンピュータ、量子論、ゲーム理論など数多くの分野で絶大な貢献を果たした巨人の足跡を辿り、「人類最高の知性」に迫る。ノイマン評伝の決定版。

内容説明

その恐ろしいまでの底知れない知力で、悪魔とも火星人とも呼ばれ、アインシュタインをして、「人類最高の知性」と言わしめた科学者、ジョン・フォン・ノイマン。数学基礎論、計算機科学、ゲーム理論、数値気象学、そして核兵器…、その53年の生涯で残した150篇もの論文は後の科学と社会を基礎づけたと言っても過言ではない。本書はノイマンの足跡を関係者への丹念な取材と数多くの文献を通して明らかにし、「巨大な知性」誕生の背景と人となりを詳らかにする。決定版的ノイマン評伝。

目次

頭で世界を変えた男
ブダペストのお坊っちゃま(一九〇三‐一四年)
ギムナジウム時代(一九一四‐二一年)
獅子の爪をもつ学生(一九二一‐二六年)
心のゆとりと数学者たち(BC五〇〇‐AD一九三一年)
ゲッチンゲンの量子力学(一九二六‐三二年)
疾風怒涛の時代、結婚、渡米(一九二七‐三一年)
プリンストンの憂鬱(一九三一‐三七年)
爆発計算プロフェッショナル(一九三七‐四三年)
ロスアラモス、トリニティ、広島、長崎(一九四三‐四年)
経済学に残る足跡
フィラデルフィアのコンピュータ(一九四四‐四六年)
プリンストンのコンピュータ(一九四六‐五二年)
水爆への道
絶大な影響力(一九五〇‐五六年)

著者等紹介

マクレイ,ノーマン[マクレイ,ノーマン] [Macrae,Norman]
1923‐2010年。ケンブリッジ大学卒。「エコノミスト」誌記者、副編集長を歴任。日本政府から勲三等旭日中綬章、イギリス政府から上級勲爵士に叙せられる

渡辺正[ワタナベタダシ]
1948年鳥取県生まれ。東京大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。東京大学生産技術研究所教授を経て、同大学名誉教授。東京理科大学科学教育研究科教授

芦田みどり[アシダミドリ]
東京理科大学理学部化学科卒。アメリカ大使館広報文化交流局を経て、コロンビア大学ジャーナリズム大学院卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

25
訳文が非常にスムーズで読みやすかった。数学基礎論、量子力学、ゲーム理論、コンピュータ、気象学、原水爆開発…長生きしていたらどれだけ世界が変わったのだろう。2021/11/24

hnzwd

18
近現代の物理・数学界で最大の功績を残したフォン・ノイマンの評伝。ゼロから何かを生み出すよりも、既存の理論を組み合わせて、実用化できるものを作り上げる能力がすごい。数学者の多くは何の役に立つのか、という事は気にしないんですが、徹底した現実主義を感じました。戦争という時代背景もあるのかもしれませんが。。現在のコンピュータの理論を作り上げた人、っていうのが一番通じるんでしょうが、実績残した分野が広すぎで、よくわからないレベルでした。2022/07/19

シタン

13
昔大学の図書館で借りた本が文庫化された。特に幼少期のエピソードが好きで、絶大な影響を受けたのを覚えている。父親の教育法は理想的。当時のハンガリーの教育は戦後の日本の教育に似ていて素晴らしいと述べているがそれは疑問。大事なのは落ち着きとユーモア、考えるのが楽しいと思う心、語学、読書。 原爆投下への関与から日本では負の側面が語られがちだが(高橋昌一郎『フォン・ノイマンの哲学』が典型)、本書は正の側面を強調している。ブダペストの読書好きのお坊ちゃまが人間性を切り捨てたなどと僕は信じたくない。両方読みましょう。2022/08/22

masabi

11
【概要】数学を武器に数学・原爆開発・コンピュータ他と多分野で功績を残したジョン・フォン・ノイマンの評伝。【感想】人間離れした思考力と他者に合わせた柔軟なコミュニケーション能力を発揮した人格者でもあった。前者は他者の着想から進めて実用的なものに仕上げることを得意とした。後者は政治に携わった際に技術者・軍人・研究者と交流し、考えを実現するのに大いに力を発揮した。ただ、評伝なので筆者がその対象に思い入れが深いのは当然だが、本書は筆者の書きぶりが凄まじく公平かは疑問に思う。2023/05/06

まろにしも

10
科学の進歩を純粋に、かつ、冷静に追求し、牽引した怪物。天才的な頭脳については凡人の私には想像もつかないが、余計なことに脳メモリーを費やさず、前進のみにそのリソースを注ぐという効率的な頭の使い方に、感銘を受けてしまう(まるでコンピュータのよう)。余計な口論や議論はしないし、自尊心が足を引っ張ることもない。また、シラード、ウィグナー、テラーという、同郷の天才(変人)たちの活躍も興味深い。2023/07/15

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