出版社内容情報
中国の伝統的思惟では自然はどのように捉えられているのか。陰陽五行論・理気二元論から説き起こし、風水の世界を整理し体系づける。解説 三浦國雄
内容説明
中国独特の自然学として発展した“風水”。著者は19世紀の西洋人としてこの奇妙な体系に出会った。風水は、「理」=自然の一般秩序、「数」=自然の数的比率、「気」=活力に満ちた微妙なエネルギー、「形」=自然の外形という四つの概念から成り立ち、人間の運命を左右する。風水の前提となる陰陽五行説の概要から、専用道具・羅盤の使い方、さらには中国人の居住地選びにどのような影響を及ぼしているかまでを説く。近代的風水研究の嚆矢となった一冊。
目次
第1章 はじめに
第2章 天の法則、地の法則
第3章 羅盤の読みかた
第4章 「気」の吉と凶
第5章 自然の外観と風水
第6章 風水の歴史および文献
第7章 むすび
著者等紹介
アイテル,エルネスト[アイテル,エルネスト] [Eitel,Ernest J.]
1838‐1908年。ドイツ生まれ。バーゼル伝道会に入会し、1862年より香港で布教活動に従事。後、ロンドン伝道協会に入会し、イギリス国籍を取得。香港政庁下での教育行政官としても活躍し、職務上の必要と知的好奇心で中国についての研究を行なう
中野美代子[ナカノミヨコ]
1933年生まれ。北海道大学名誉教授。中国文化史家。作家。著書に『カニバリズム論』(ちくま学芸文庫)、『中国の妖怪』(岩波新書)、『龍の住むランドスケープ』(福武書店)など
中島健[ナカジマタケシ]
1931‐2016年。信州大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ショウジ
ボ~
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