出版社内容情報
メルロ?ポンティの代表的論集『シーニュ』より重要論考のみを厳選し、新訳。精確かつ平明な訳文と懇切な注釈により、その真価が明らかとなる。
内容説明
20世紀フランスを代表する思想家モーリス・メルロ=ポンティ(1908‐61)が死の前年にまとめた論集『シーニュ』。同書には、言語学、絵画論、人類学への言及や、フッサール論、ベルクソン論、マキアヴェッリ論など、おもに中期から晩年にかけて執筆された多彩な論考が収録されており、その多中心的な思想を一望するうえで欠かせない一冊となっている。本書ではそのなかから、ニザンとサルトルとの関わりが美しく綴られた序文のほか、「間接的言語と沈黙の声」「哲学者とその影」など重要論考6本をセレクトし、新訳。清新な訳文と懇切丁寧な注釈・解説により、その真価が明らかとなる。文庫オリジナル。
目次
間接的言語と沈黙の声
モースからレヴィ=ストロースへ
哲学者とその影
生成しつつあるベルクソン
マキアヴェッリについての覚書
著者等紹介
メルロ=ポンティ,モーリス[メルロ=ポンティ,モーリス] [Merleau‐Ponty,Maurice]
1908‐61年。高等師範学校卒業。コレージュ・ド・フランス教授。実存主義、現象学的思想を代表するフランスの哲学者。人間の行動、身体、言語、芸術などに深い哲学的洞察を示し、さまざまな文化領域に多大な影響を及ぼした。サルトルとともに『レ・タン・モデルヌ』誌を創刊し、多くの政治的発言を行なったことでも知られる
廣瀬浩司[ヒロセコウジ]
1963年生まれ。筑波大学人文社会系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いとう・しんご singoito2
Bevel
nranjen
Ex libris 毒餃子
十文字