ちくま学芸文庫<br> 中東全史―イスラーム世界の二千年

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ちくま学芸文庫
中東全史―イスラーム世界の二千年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 768p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480510013
  • NDC分類 226
  • Cコード C0122

出版社内容情報

キリスト教の勃興から20世紀末まで。中東学の世界的権威が、中東全域における二千年の歴史を一般読者に向けて書いた、イスラーム通史の決定版。

内容説明

ムハンマド登場以前の古代から、近代化に揺れる20世紀末まで。本書は、豊かで多様性に富み、脈動に満ちた中東全域における2000年の歴史を、時代を追いつつ網羅するものである。同時に、中東諸国家の性格・経済・エリートと庶民・宗教と戒律・文化という章では、中東世界に共通する特徴や価値観を描出。最盛期には人類史上最高の文明を築いたイスラーム世界の本質を理解するためのガイドにもなっている。ロンドン大学やプリンストン大学で長らく教鞭をとった中東学の権威が、大学やテレビ番組での講義をもとに書いた、イスラーム通史の決定版。

目次

第1部 文明の十字路は今(西欧化は服装から始まった;メディアの力;統治者の肖像画と偶像崇拝禁止の矛盾;伝統と文化のはざまで)
第2部 先人たち(キリスト教勃興以前;イスラームの興隆まで)
第3部 イスラームの黎明期と最盛期(イスラームの起源;アッバース朝カリフ国;大草原民族の到来;モンゴル人襲来の余波;硝煙の匂う帝国)
第4部 イスラーム社会の断面図(中東諸国家の性格;経済;エリートたち;庶民たち;宗教と法律;文化)
第5部 迫りくる近代化の波(西欧からの挑戦;忍び寄る変化;対応と反発;新しい思想;戦争の時代;自由を求めて)

著者等紹介

ルイス,バーナード[ルイス,バーナード] [Lewis,Bernard]
1916年‐2018年。ロンドン大学で近東・中東研究、イスラーム史を専攻。第二次大戦中は英国軍においてカイロ等に駐在し、1949年からロンドン大学アジア・アフリカ学院教授。74年からプリンストン大学付属高等技術研究所教授を歴任し、同大学名誉教授となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

23
タイトルは壮大ながらテーマが絞れず、内容が断片的になってしまった一冊。また、取り扱う範囲もけっこう削っている、ササン朝(226~651)以前は除外しているし、ササン朝も有名どころの王を何人か紹介する程度にしている。オスマン帝国と近代史に大半を割いており、これで『中東全史』とするのは少し疑問がある。また、著者が中東の部族社会的な一面を考慮していないのも少し違和感があった(翻訳で間違えている可能性もあるが)。淡々と知識を披露される文なので、ある程度中東史の知識を持ってから読まないと途中で飽きてしまうと思う。2020/12/04

ごん

9
イギリス人著者による中東の歴史の本です。中東においてイスラム世界が成立し、その後、西洋の帝国主義による支配を受け、第二次大戦後にそれぞれ国民国家として独立を果たしていく過程が描かれています。いささか古いのでサダムフセインの末路も9.11同時多発テロも書かれていませんが、イスラム世界について知るにはとても良い本です。しかし、この本が書かれた時から中東の状況は本質的変わっていないような気がしますが、悠久の歴史を持つ中東が変わるには長い時間が必要なのかもしれないですね。2024/04/06

Copper Kettle

3
素晴らしかった。いろいろとよく分かった。ゾロアスター教の古代ペルシア、そこを治めるキュロス王がバビロンに幽閉されていた同じ一神教のユダヤ人に対してシンパシーを感じて、イスラエルの地に帰すことを認可したという説明には目を開かされた。またイスラム教にはキリスト教の教会のような組織がないことや、十字架に架けられたキリストとそうではなかったムハンマドとそんな彼が作った社会とか今までモヤモヤしていたことがスッキリしました。そして歴史は決して過去のことではなくて、今現在も進行中であるということも思い知らされる。2022/05/27

Yoko Kakutani 角谷洋子/K

2
イスラムの複雑な歴史、宗教、社会機構、文化などに踏み込み、筆をふるう著者の奮闘ぶりがすごい。特にイスラム教以前のペルシアの国々の通史なども取り上げているので、中東の歴史の流れをおおまかに把握するのに便利。2020/12/18

Mits

0
扱われているのは、おおむねイスラム教成立以後から現代まで。丁寧な記述で社会や文化についても触れている。 ちなみに、ちょっと前に読んだ「古代メソポタミア全史」がアケメネス朝まで、その前に読んだ「ペルシア帝国」がアケメネス朝~サーサーン朝までということなので、この3つで通史が完成してしまった。2021/11/27

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