出版社内容情報
妖しくたゆたう異界への入り口を探訪する異能のマンガ家が自ら選んだ、蠱惑的な「幻視の国々」へ誘う傑作15篇。カバーイラスト描きおろし。
【目次】
内容説明
土の中から現れた人びと、いにしえの中国の伝奇譚、謎の屋敷に囚われた少女、魔術で怪物を召喚する高校生たち、河童伝説を調査する妖怪ハンター、古書店に出現した奇態な本、エリック・サティへの幻想譜…古今東西の怪異譚を渉猟し、妖しくたゆたう異界への扉をひらく異能のマンガ家が、自ら選んだ傑作15篇。蠱惑的な「幻視の国々」へと読者を誘う招待状。カバーイラスト描きおろし。
著者等紹介
諸星大二郎[モロホシダイジロウ]
1949年生まれ、東京都出身。70年に『COM』掲載の「ジュン子・恐喝」でデビュー。74年に「生物都市」で第7回手塚賞を受賞し、商業誌活動を始める。92年に『ぼくとフリオと校庭で』『異界録』で第21回日本漫画家協会賞優秀賞、2000年に『西遊妖猿伝』で第4回手塚治虫文化賞マンガ大賞、14年に『瓜子姫の夜・シンデレラの朝』で第64回芸術選奨文部科学大臣賞、18年に『諸星大二郎劇場 第1集 雨の日はお化けがいるから』で第47回日本漫画家協会賞大賞(コミック部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
有理数
9
諸星大二郎の自選短篇集がちくま文庫に。集英社文庫の自選短篇集も持っているが、作品かぶりが無かったのはありがたい。選集とはいえ「迷い込む」というところに統一感があるのかも。生活感のある日常に迷い込んでくる異形、そして、異形な風景や世界に迷い込む人々……。突飛なアイデア、シュールさ、スリリングな解決はぞわっとした読み心地で、諸星大二郎の描く世界は、諸星大二郎にしか描き得ないものだと再認識。どれも素晴らしく面白かった。ベストは海からやって来た邪悪な存在を描いた「それは時には少女になりて」。2026/05/24
KDS
7
小学館から「諸星大二郎短編集成」の刊行がスタートしている真っ最中に、他社である筑摩書房から自選短篇集がリリースされるという不思議。「諸星大二郎自選短篇集 幻妖館へようこそ」という本を底本として文庫化されたものらしいが、「自選」である為半分以上の作品が今回差し替えてあるとのこと。「短編集成」の方には収録されないであろう「妖怪ハンター」「栞と紙魚子」「あもくん」「諸怪志異」などのシリーズものからのセレクトがあるという点では差別化されているようだ。本書収録作品は全て既読。しかし内容を忘れているのもあり楽しめた。2026/05/16
彼方から
4
諸星大二郎の短編集。幻をテーマとしているから、単に怖いとかではない、現実とは異なる世界の広がりを見せてくれる作品が集まっている。栞と紙魚子からの作品がものすごくちゃんと怖かったので改めて驚いたが、最後の方に惚けたテイストのも収録されていて安心した。2026/05/15
カド
2
短編集。幻想世界に迷いこむ話が多い。 粘土ぽい絵柄と世界観。2026/05/16




