ちくま文庫<br> 再読だけが創造的な読書術である

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ちくま文庫
再読だけが創造的な読書術である

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440921
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「多読という信仰」を相対化し、より深く読み、自分らしい時間を生きるために。既知と未知のネットワークを再構築する再読入門! 解説 木澤佐登志


【目次】

内容説明

より多く、より新しく、より生産的な読書に駆り立てられてはいないか。「多読という信仰」を相対化し、より深く読むために、自分ならではの時間を生きるために―。読書を通じて直面する「わからなさ」を洗練させることで、既知と未知のネットワークは創造的に再構築されていく。情報環境にあらがい、自律的な読書のありかたを提案する再読入門!

目次

第一章 再読で「自分の時間」を生きる(「自分の時間」が買いたたかれている;あなたにとって「良い本との出会い」とは何か;再読はセルフケアである)
第二章 本を読むことは困難である(読書スランプに陥るとき;読書のためらい;より複雑な「わからなさ」の深み)
第三章 ネットワークとテラフォーミング(バーンアウトする現代人;ネットワークとしての人間・言葉・書物;ビオトープからテラフォーミングへ)
第四章 再読だけが創造的な読書術である(読書の創造性と不可能性;古典を再読する;ベストセラーを再読する)
第五章 創造的になることは孤独になることである(「読むこと」と「読み直すこと」には違いがない;魔法としての文学;人生の旅路の疑似体験;少数派のなかの多数派と少数派;自分が生きていくための環境を再構築する)

著者等紹介

永田希[ナガタノゾミ]
著述家、書評家。1979年、アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。書評サイト「Book News」主宰。『積読こそが完全な読書術である』(ちくま文庫)でデビュー。2024年12月に急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

42
本書は超著述家の永田さんが再読に関してまとめた作品!本書の内容について話していきたいとおもう。キーワードは「テラフォーミング」。本書の構成について触れていく。第1章は、再読のセルフケア性。第2章は、読書の困難さについて。第3章は、バーンアウトと再読。第4章と第5章は、再読の実践編。通読して、私は読書って人間関係と似ているなと。読書も人と1回接しただけではわからない。長い時間をかけて、何度も話したりして理解できたと思ったらやっぱり違ったり。読書にも人にも言える。2026/06/08

Syox

23
再読とは改めて考えてみると、初めて読んだ時に比べると何かしら逃していた情報や、その時の気持ちなどによっても、その内容の捉え方が変わってくるものだと言うことが分かり、決して本は1回読んで終わりではなく続きがある物なのだと知りえました。2026/05/23

Kooheysan

10
前著『積読こそが完全な読書術である』よりはインパクトは強くなかったですが、引き続き読書という行為を真面目に捉えた一冊かと思います。本に出会い、購入して傍に積み、時間をかけて読み、いつか再読するということは自分の世界を守りつつ、絶えざる自己変容ということであり、それはまさに本とともに自分の人生を生きるということ。そしてそれは孤独と名付けられるのですね。悲しいのは筆者がすでに故人であるということ(私の1学年下!)。再読すればまたお会いできる。2026/05/20

てら

9
一度読んだだけでは意味をしっかりと理解できていない箇所も多いし、読み終わった直後から内容を忘れていることも多い。再読にせよ、初読にせよ、読み直すことで新たな発見があるのは間違いないのである。著者は本書の中において「ネットワーク」という言葉をよく使っている。読書とは、自分のネットワークと著者のネットワーク、あるいは作品のネットワークとの接触を生み出す行為である。それによって、自分自身のネットワークを組み替えることになる。「そもそも読書とは何か」という根源的な部分に新しい視点が加わる、面白い一冊だった。2026/05/17

しょー

2
再読派ではなく積読派であると自覚しているため、この本を手に取るかは一旦逡巡したが、やはり読まざるを得ないと思った。読む本がどうしても新書などに偏っており所謂文芸書を読まないため、再読の意味が全く違うのだろうと思う。学生の頃、ノルウェイの森が出版され、当時ちょうど村上春樹を読み始めていて、初版本で買い一気に読んだがそれきりになっていたところ、何故か15年後ぐらいに読みたくなって再読したことを思い出した。最初に読んだ頃と再読した頃にはライフステージも経験も全く違っていて、こんな話だったのかと深く感じたのだった2026/06/12

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