出版社内容情報
己は人間として「失格」なのだと断ずる男・大庭葉蔵は、三つの手記と三葉の写真を残して消えた。1948年、入水直前の太宰治が筑摩書房の雑誌「展望」から放った異端にして普遍の世界的人気作。初版単行本表紙&本作冒頭の直筆原稿を掲載したカラー口絵付き。
作家案内 安藤宏
解説 多和田葉子
カバーデザイン 水戸部功
【目次】
人間失格
作家案内 安藤宏
解説 多和田葉子
内容説明
(それは世間が、ゆるさない。)(世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)―己は人間として「失格」なのだと断ずる男・大庭葉蔵は、三つの手記と三葉の写真を残して消えた。1948年、入水直前の太宰治が筑摩書房の雑誌「展望」から放った異端にして普遍の世界的人気作。初版単行本表紙&本作冒頭の直筆原稿を掲載したカラー口絵付き。
著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
1909年、青森県北津軽郡金木村生まれ。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東京帝国大学仏文科へ進学、中退。1933年、太宰治の筆名で「列車」を発表。1948年、筑摩書房の雑誌「展望」にて「人間失格」連載。同年6月、同作最終回の掲載をみることなく、玉川上水に投身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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lis_lum
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学生時代に読んだ時より客観的に読めたのだけれど、かつては学校というものに馴染めなかった自分を、葉蔵に重ねてたんだな。 自身が社会人になった今となっては、葉蔵は明らかにモテまくってて、自分と重なる部分は少ない。でも、生き辛いなと感じる事は一緒だなとも思う。 解説にあったけれど、葉蔵が家族での食事で幸せを感じることが無かった事、そうして家族との関係を深める事が出来なかった事が、彼のその後の人生を物語っているのが切なかった。2026/02/15
いつき
0
すごく久しぶりに読んだ。葉蔵のやっていることはただのだらしなさ、弱さ、甘えというより、その暴力性を理解しながら周りの女に「許し」を求めている(というか半ば強制している)という点である種の悪なのではないか、という疑問を持ちつつ読んでいたので、作家案内の議論はなかなか興味深いものだった。こういう所謂名作を読むのもたまにはいいね。2026/01/02
hironao
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読了後なんとなく時計仕掛けのオレンジを思い浮かべた2025/12/17
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- 和書
- スポーツ医学常識のうそ




