ちくま文庫<br> この地獄を生きるのだ―うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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ちくま文庫
この地獄を生きるのだ―うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440662
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

普通に働いて、普通に生きたかった。

その「普通」が、いかに手に入れるのが困難なものかを知った──。

月給12万、社会保険なし、休みなし。

エロ漫画雑誌の編集者としてブラック企業で働き、心を病んで自殺未遂。

仕事を失い、生活保護を受給することに。

自由もなく、未来の見えない絶望の中、

ふたたび巡り合った「漫画の編集」という仕事で運命を拓こうとするが……!?

「引き込まれる」「他人事じゃない」「生き様に励まされる」と

反響を呼んだ傑作ノンフィクション。



尾崎世界観氏推薦!

「これは『底』が『そこ』になって、

『ここ』になるまでの、静かな絶望の記録。」



格差が進んだ今の社会には、貧困で苦しむ人が多数いる。

死ななくてよかった、この国に生まれてよかったと

思いたいのだが、それは贅沢だろうか。

(「文庫版によせて」より)



解説 せきしろ

装画 嘉江

カバーデザイン 惣田紗希



【目次】

第1章 精神障害、生活保護、自殺未遂

第2章 ケースワーカーとの不和

第3章 「お菓子屋さん」とクリニックのビジネス

第4章 漫画の単行本をつくる仕事

第5章 普通に働き、普通に生きる

第6章 ケースワーカーに談判、そして

第7章 人生にイエスと叫べ!



おわりに

特別収録 コミック「女編集者残酷物語」

文庫版によせて

解説 せきしろ

内容説明

普通に働いて、普通に生きたかった。その「普通」が、いかに手に入れるのが困難なものかを知った―月給12万、社会保険なし、休みなし。エロ漫画雑誌の編集者としてブラック企業で働き、心を病んで自殺未遂。仕事を失い、生活保護を受給することに。自由もなく、未来の見えない絶望の中、ふたたび巡り合った「漫画の編集」という仕事で運命を拓こうとするが…!?「引き込まれる」「他人事じゃない」「生き様に励まされる」と反響を呼んだ傑作ノンフィクション。

目次

第1章 精神障害、生活保護、自殺未遂
第2章 ケースワーカーとの不和
第3章 「お菓子屋さん」とクリニックのビジネス
第4章 漫画の単行本をつくる仕事
第5章 普通に働き、普通に生きる
第6章 ケースワーカーに談判、そして
第7章 人生にイエスと叫べ!
特別収録 コミック「女編集者残酷物語」

著者等紹介

小林エリコ[コバヤシエリコ]
1977年茨城県生まれ。短大卒業後、成年漫画雑誌の編集職に就くも自殺を図り退職、のちに精神障害者手帳を取得。その後、NPO法人で事務員として働きながら、ミニコミ制作のほか、本書のもととなる同人誌を発表。現在は東京大学大学院経済学研究科にて特任専門職員として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kokekko

3
最初に憤りがわいてきた。この世界は自分で自分の身を守る方法がない、薄い人たちに(それは生活保護だったり精神疾患だったり身寄りのない子どもだったり他にもいろいろあるだろう)どこまでも薄情になる。製薬会社のPRのために薬をうたれたり、誠意のないクリニックで自殺未遂を「責められ」たり、相手を同じ人間だと思っていたらできないであろうことがボコボコ。でもどうやって守ればいいのだろう? 自分で自分を守る方法がないからこそ困っているのに。自分から救いの手を求められた作者は強い人だったと思う。でもそうではない人は?2025/12/14

かさい

2
「うわー死にてえなあ」とか笑いながらそれなりに生きていくぶんには何も問題がないのに、「死にたい」に囚われすぎて行動化に結びつき始めると途端に社会の中でつまはじきにされかねないような扱いを受けたりもする。結局「死にたい」との距離感の作り方だよなと。 「死にたいけど死ぬのも大変だしまあ生きるか」を如何に社会に落とし込んでいくかだと思うし、実際多くの人が言う「死んだら楽になれる」なんて何のエビデンスもないので、それを周知していきたいところ。 『ソナチネ』の「生きようと考えすぎると死にたくなる」を思い出した。2025/12/01

brzbb

1
就職氷河期でやっと入った漫画編集の仕事がブラックすぎで、自殺未遂で実家に戻るが、精神科に通いながら少し元気になると就職しようとするけどうまくいかず自殺未遂を繰り返す。たぶんそんなふうにして親元で暮らしている人はぜんぜん珍しくないだろう。そのリアルさ。社会という巨大な機械仕掛けのシステムにどうしてもフィットできない人がいて、そういう人は著者のように自分を破壊しようとするか、あるいはシステムのほうを破壊しようとしてしまう。生活保護や福祉サービスというセーフティネットは存在しているけど、2025/12/05

mocotaro

0
読めて良かった。当事者にしか書けない壮絶なノンフィクション。2025/12/14

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