出版社内容情報
明治大正昭和を疾走する一大パノラマ! ジャンルを超えた世紀の奇書、ついに増補文庫化。サントリー学芸賞受賞作。1912年、大がかりな博覧会の跡地にエッフェル塔に似せた塔が建った。その名も通天閣。塔の下で、資本家は暗躍し、侠客は抗争し、詩人は徘徊する。そして将棋の天才が現れる。補論4本と上下巻を俯瞰するクロニクルを増補した。
解説 原口剛
カバーデザイン 岩瀬聡
カバー写真 毎日新聞社提供(旧通天閣 1941年6月撮影)
【目次】
第一章 ジャンジャン町パサージュ論
第二章 王将──阪田三吉と「ディープサウス」の誕生
第三章 わが町──上町台地ノスタルジア
文庫版補論1 『じゃりン子チエ』の心象地図──高畑勲の「ディープサウス」
2 新世界、通天閣、吉本興業
3 酩酊者たちの大阪
4 ディープ大阪探訪
文庫版上巻あとがき
上巻解説 原口 剛
『通天閣』クロニクル(上下巻共通)
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- 薄幸な公爵令嬢(病弱)に、残りの人生を…
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