出版社内容情報
絵本作家ヨシタケシンスケのスケッチは弱音であふれていました── 不安を言語化し、弱音をはくことは、本人にとって気持ちを健全に保つために良いのかもしれません。しかし、他人の弱音はどうでしょう? おもしろいのか? 何かに貢献するのか? このスケッチ集で、壮大な実験があなたの手から始まろうとしています。「うつぶせ編」は、しんどさを受け容れ、自分と折り合いをつけるための一冊です。
内容説明
絵本作家ヨシタケシンスケのスケッチは弱音であふれていました―不安を言語化し、弱音をはくことは、本人にとって気持ちを健全に保つために良いのかもしれません。しかし、他人の弱音はどうでしょう?おもしろいのか?何かに貢献するのか?このイラスト集で、壮大な実験があなたの手から始まろうとしています。「うつぶせ編」は、しんどさを受け容れ、自分と折り合いをつけるための一冊です。
著者等紹介
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年、神奈川県生まれ。絵本作家。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。スケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたる作品を発表。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』を出版し、第61回産経児童出版文化賞美術賞、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
175
続いて、「うつぶせ編」です。かなりマニアックな世界に突入しました。二部作で、400頁超は異常です(笑) https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480440143/ https://www.chikumashobo.co.jp/summary/yoiyowane2025/03/21
いつでも母さん
129
あおむけ編とうつぶせ編。こちら『うつぶせ編』を先に読んだ。お腹いっぱい・・ヨシタケさんですらこんなにもあるんだ。『弱音』外に出すのは自分の為には必要だけれど、吐く相手を考えると全部は出せない。だから別の不安や弱音が出ちゃうんだよね(汗)現実に薄目を開けて立ち向かう←今はそんな感じの私。今 決めなくていいことは けっこうたくさんある←だよねぇ。オナラをする時は一番カッコイイポーズで←いつかやってみたい(笑)「良い弱音」も難しい・・な。2025/04/14
breguet4194q
122
「しんどさを受けいれ自分と祈り合いをつける一冊」とある。~ボクはボクの中から出られない。残念だ。~つながりたくなどないのだよ~身体のしんどさと気持ちのしんどさの見分けがつかない~。この弱音とどう対峙しなければならないか。考えてしまいます。(考えてしまうことそのものが弱音なのでしょう) 2025/04/23
馨
89
ヨシタケシンスケさんのスケッチの中で弱音を吐いているものを集めた本。とても刺さったし、私も思ったことがあるけれどうまく言葉に出来ないような思いもあり。言う事が哲学的だと感じました。『ネガティブな人間だけが開発できる有能なものはあると思う』『お前にはムリだ。そして俺にもムリだ。』『人間には出来事から意味を見出そうとする悪い癖がある』このあたり、めちゃ共感しました。『明日やる予定のことを時間が空いたからって今日やる。そんなふうに予定を前倒しするのは自分に対して失礼だ』これは肝に銘じたいです。2025/04/13
TakaUP48
82
弱音より、言い訳ぽいのが多かった。唯一笑えたのは”オナラをする時は、一番カッコイイポーズで”。「おわりに」に”不安や弱音を外に出すことで気持ちが楽になる人”と”言語化することで、逆に不安がより強化されてしまう人”と2種類の人間がいると…。大半の人は、前者だと思うのだが、筆者自身は後者ではないかという。更年期の中をガタギシ飛行中と関係はないのでしょうかね?しんどい!しんどい!と言う割には、「ちっちゃな断片」をかき集めた、この2冊は凄い!著者にとってのスケッチは、一言でいうと「リハビリ」だというのだが。2025/04/30