ちくま文庫<br> 毛糸のズボン―直野祥子トラウマ少女漫画全集

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ちくま文庫
毛糸のズボン―直野祥子トラウマ少女漫画全集

  • 直野 祥子【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(2025/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440099
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

人間心理をえぐるような異色のサスペンス作品で七〇年代の少年少女にトラウマを植え付けた直野祥子の少女漫画作品を充実の自作解説を付して集成!

内容説明

おばあちゃんの手編みのズボンを穿きたくないひろしが取った行動は?(「毛糸のズボン」)、「両親に似ていない」と言われたマリは不安のあまり弟を…(「マリはだれの子」)、家族旅行を楽しむさち子はアイロンを切り忘れてきたのではと不安に思い始める―(「はじめての家族旅行」)。誰もが思い当たる人間心理を突き詰め、70年代の少女たちを恐怖のどん底に陥れた直野祥子のトラウマ少女漫画を、自身による全収録作品解説を付して、ここに集成!

目次

マリはだれの子
毛糸のズボン
おつたさま
宿題
ひも
かくれんぼ
復讐
こじきの死
はじめての家族旅行
首かざり

シャイアンの大わし
血ぞめの日記が空に舞う
へび神さま

著者等紹介

直野祥子[ナオコヨシコ]
漫画家、イラストレーター。神戸・六甲で生まれ、夙川で育つ。1968年、「ガロ」の新人募集コーナーで「実験」が入選し、漫画家としてデビュー。1971年~1973年にかけて少女漫画雑誌「なかよし」「少女フレンド」誌上にて、人間心理をえぐるような異色のサスペンス作品の数々を発表、そのショッキングな内容は当時の読者に多大なトラウマを植え付けた。以降は「ビッグコミック」や「女性セブン」、「女性自身」などで活躍を続けるも1995年の阪神淡路大震災で被災し、初期の原稿はほぼ消失(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

65
直野祥子、知らなかった。「トラウマ少女漫画」というタイトルと表紙絵に惹かれ読んでみたが、確かにトラウマになりそう。描かれるのは、罪悪感、誤解で起こる事件、取り返しのつかない失敗、後悔、懺悔。不安感に満ちた展開で、誰にも経験あるような感情が湧き起こる。こんな恐怖感は初めて読んだかも。2025/05/25

Vakira

56
毛糸のズボン。何々?ズボン?パンツじゃないの?毛糸のズボンなんて聞いたことがない。ちくま文庫の新刊は要チェック。たまに僕の知らない昭和の迷作漫画が文庫化されている。帯のキャッチコピーは「甦る恐怖 いちばん恐ろしいのは人間 誰もが思い当たる人間心理を突き詰めたサスペンス 70年代の少女達を震え上がらせた直野祥子のトラウマ少女漫画をここに集結」とあります。結構僕は昭和の漫画知っている方だと思っていましたが、少女漫画は管轄外でした。直野さん知らなかった。で、読んでみるとスゲ~ これを読んでいた少女達、刺激強すぎ2025/03/20

道楽モン

53
「トラウマ少女漫画とは何なんだ?」という疑問も、読み通せば言いようのない見事なネーミングだと納得する。初出は1970〜73年に『なかよし』『少女フレンド』に掲載された。少女漫画雑誌でも比較的低年齢層向けなので、当時この漫画を読んだ少女たちが受けた衝撃と恐怖は、想像するに気の毒なレベルだ。人間の持つ根源的な恐怖、弱さ、やましさ、後ろめたさを容赦なくテーマとしており、本当に恐ろしい。昨今流行りの悪霊や呪いなどの外的要因ではなく、内在する業に由来しているので、もう逃げ場が無い。夏休みの宿題の恐怖ときたら(笑)。2025/04/29

たまきら

37
読み友さんの感想を読んで。先日家族旅行のエピソードを「トラウマ文学館」で読みましたが(表紙)、いやはや他のお話もかなりのものです、なんてこった…これを子どものころ読んだら結構きつかったかも。特に幽霊系よりも人間の悪意や思い違いがコワイ…!でも、一番怖かったのはご本人の解説の最後に、さらりとすべての原稿が失われた理由が書かれていたことでしょうか。原稿の粗さがさらに恐怖をあおってましたし…。2025/06/23

ぐうぐう

30
1970年代前半に「なかよし」「少女フレンド」に発表された直野祥子の短編漫画が収録されている。サブタイトルにあるように、確かにどれもトラウマ級の怖さだ。しかし、直野は怖さを目的として描いていない。ここにあるのは罪そのものというよりかは、罪悪感であったり後悔であったりといった、人の邪さ、あるいは疾しさである。その心理を描いているからこそ、読者のトラウマとなったのだろうし、現代にも有効な耐性を得たのだ。どれも本当に怖いが、表題作、「ひも」、「はじめての家族旅行」が特に印象に残る。2025/04/13

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