ちくま文庫<br> 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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ちくま文庫
「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439949
  • NDC分類 304
  • Cコード C0136

出版社内容情報

性犯罪被害、ジェンダー格差、年齢差別、#MeToo……社会から軽く扱われてきた暴力に眼差しをむけ、声を上げ続ける著者による告発の書。

内容説明

社会から隠されてきた小さな声を丹念に取材し続ける著者が、わたしたちに降りかかる「らしさ」の呪いを断ち切り、生きづらさを理解するための新たな補助線を書き加えていく。性暴力被害やハラスメント、痴漢犯罪、#MeToo、2017年と23年に行われた性犯罪刑法改正―。この不合理な世界で闘うあなたを決してひとりにしない、レジスタンス・エッセイ。新章「自由のほうへ行くために」を増補。

目次

「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。(二〇一六~二〇一八)(プロローグ バザーとiPad越しのお祈り;手を伸ばさなかった話(1)
手を伸ばさなかった話(2)
大海は近いか遠いのか
加害者が語ること ほか)
自由のほうへ行くために(二〇二二~二〇二四)(女性が幸福な国;遠ざけられてきたもの;ネグレクト;令和のご不快構文;従順な最後の世代 ほか)

著者等紹介

小川たまか[オガワタマカ]
1980年東京生まれ。大学院卒業後、2008年に共同経営者と編集プロダクションを起ち上げ取締役を務めたのち、2018年からフリーライターに。Yahoo!ニュース個人「小川たまかのたまたま生きてる」などで、性暴力に関する問題を取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空猫

26
世間からタブーとされ、無関心、偏見、蔑視、差別にも繋がる、セクハラを始めとする性暴力に声を上げ続けている著者の、記録である。文庫なので‘16年〜の記事で現段階に補足はしてあるものの10年前に男女化格差114位が今や118位の日本の現状である。コンプライアンス‼と口喧しいだけで世間の認識が急に変わるわけでもなく。「そんな事ぐらいで」という人は自分の恋人、妻、妹、娘が同じ目に遭っても言えるのだろうか??『ハンチバック』も強烈だったがそれは「無い事にされている」人々が声を上げだした人たちだからなのだな。2025/04/05

Inzaghico (Etsuko Oshita)

9
ユーモアを交えて書かれていても、読後感は重い。笑いで済ませていけないことは、笑ってはいけない。笑ってしまうと「それくらいのことで目くじら立てるなんて」に追随したことになり、「ほとんどない」ことにされてしまう。 わたしが子どものころから、女性をめぐる環境は向上したとは思うが、それだって、当時の底辺からは、という話だ。男性からも、女性からも、変化を求めない層から圧力はかかるし、自分もそちら側にいることに気づく。だから、こうやって言ってもらって(比喩的に)頭を叩いてもらわないとわからない。2025/04/02

2
ソフトカバーを気になるに入れていたが読んでいなかった。文庫化に感謝!軽く読める文章だが内容が重い。女性嫌悪煮詰めまくりの男が産婦人科医やってるのほんと無理。p32「綾小路きみまろだか毒蝮三太夫だかにババア!って罵られて喜ぶみたいな心理なのだろうか。それとも、言及されているのは自分ではない若い女性だからいいということ?笑っておかないと自分が男に軽蔑される側の女になっちゃうから、なんだろうか。」2025/04/03

Go Extreme

1
当事者の声に耳を傾ける 社会の認識のずれ 性暴力被害の実態 被害者の心理と二次被害 大したことじゃないと言われる 被害を正確に語れない状況 メディア報道の問題点 記事化された際の表現のずれ ありきたりな文字になってしまう 性犯罪に関する法制度の不備 フィクションにおける性暴力描写 ジェンダーに関する固定観念 女性らしさの押し付け 女は女同士で敵対する 男は強くあらねばならない セクシュアリティの多様性 痴漢OKこという概念 被害者が抵抗できない状況 社会構造が不平等を再生産 性教育に対するバックラッシュ2025/04/15

0sanada0

0
2016年頃の時事を多く扱った本だけれど、文庫版の追記もあり、古くささはまったくない。それだけ問題解決に向けて進んでないということでもあり、悲しくもあるけれど。もともとは母の友や、横浜フォーラムの寄稿で好感を持っていた小川たまかさん。一冊まるまる読んでみて、誠実な姿勢が印象にのこった。「手を伸ばさなかった話」や、インタビューではまず取材者をえぐることになるという話。それでも、言葉をこうやって届けてくれている。読んでいて、ひとりじゃないと励まされる思いがした。怒っていいんだ、と思える。読んで良かった。2025/04/15

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