出版社内容情報
生後三か月で琵琶湖のほとりにある村井さんちにやってきたのは、とにかくやんちゃで甘えん坊な黒ラブのハリー。双子の息子たちとじゃれあいながらみるみる巨大化し、走るすがたは恵方巻に似ている。「みっしりと生えた黒い毛。長くて固いヒゲ。大きな鼻、口、そして耳。柔らかくて、ふわふわで、まるで巨大なぬいぐるみだ。こんなに穏やかでやさしい生き物がわが家にいて、私の横に寝ているなんて、夢のようだ」。かけがえのない日々をとじこめたイケワンまみれのエッセイ集。
「私の心を覆い尽くしていた黒くて濃い霧のような不安感は、ハリーが、あの大きな体の中に、すべてあっという間に吸い込んでくれた。静かな部屋でハリーと一緒に座っていると、自分の心の中が晴れていくのを感じることができる。今、私の心の中に広がる爽やかな青空は、ハリーがもたらしてくれたものだ。私が手を伸ばすと、ハリーは前脚をその手にそっと重ねてくれる。私が呼ぶと、必ず側に来てくれる。」(本文より)
装画 おざわさよこ
カバーデザイン 藤井遥
内容説明
生後三か月で琵琶湖のほとりにある村井さんちにやってきたのは、とにかくやんちゃで甘えん坊な黒ラブのハリー。双子の息子たちとじゃれあいながらみるみる巨大化し、走るすがたは恵方巻に似ている。「みっしりと生えた黒い毛。長くて固いヒゲ。大きな鼻、口、そして耳。柔らかくて、ふわふわで、まるで巨大なぬいぐるみだ。こんなに穏やかでやさしい生きものがわが家にいて、私の横に寝ているなんて、夢のようだ」。かけがえのない日々をとじこめたイケワンまみれのエッセイ集。後日談を書き下ろし!
目次
犬がいるから
もう一匹の黒ラブ
私のガードワン
犬はいつも私たちと
二日間の別れ
ハリーの事件簿(1)マウスピース失踪事件
大型犬のご用心
ハリーの事件簿(2)夏祭り乱入!
秘密兵器投入!
天使が浜に舞い降りた
はじめての学校
散歩の時間
双子といっしょに
空気読もうよ
ハリーの世界
入院
トレーニング・デイズ
もどってきたハリー
グッバイ金○
ゆったりした日々〔ほか〕
著者等紹介
村井理子[ムライリコ]
翻訳家、エッセイスト。1970年、静岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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