ちくま文庫<br> ストリートの思想 (増補新版)

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ちくま文庫
ストリートの思想 (増補新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439567
  • NDC分類 309.021
  • Cコード C0136

出版社内容情報

イデオロギーによる旧来の党派的「動員」とは異なる、自律性を帯びた資本/権力への抵抗運動はどのように現れたのか? パンクやニューウェイヴなど80年代のインディーズ文化を源流とし、90年代のサウンドデモや「素人の乱」を経て、3.11後の反原発・反政府・反グローバル資本主義デモへといたる地下水脈を読み解くオルタナティヴ思想史。2010?20年代の動きを増補して文庫化。

内容説明

イデオロギーによる旧来の党派的「動員」とは異なる、自律性を帯びた資本/権力への抵抗運動はどのように現れたのか?パンクやニューウェイヴなど80年代のインディーズ文化を源流とし、90年代のサウンドデモや「素人の乱」を経て、3.11後の反原発・反政府・反グローバル資本主義デモへといたる地下水脈を読み解くオルタナティヴ思想史。2010~20年代の動きを増補して文庫化。

目次

序章 「ストリートの思想」とは何か
第1章 前史としての80年代―「社会の分断」とポストモダン
第2章 90年代の転換(1)―知の再編成
第3章 90年代の転換(2)―大学からストリートへ
第4章 ストリートを取り戻せ!―ゼロ年代の政治運動
第5章 抵抗するフリーター世代―10年代に向けて
増補 ストリートの思想二〇二四
「ストリートの思想」を知るためのブックガイド

著者等紹介

毛利嘉孝[モウリヨシタカ]
1963年長崎県生まれ。専攻は、社会学・文化研究・メディア論。京都大学経済学部卒業。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにてPh.D.(sociology)を取得。九州大学助教授などを経て、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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阿部義彦

17
ちくま文庫ひと月前の新刊。著者は私と2歳しか違わないので、同じ時代を生きた痕跡(パルコ、ビックリハウス、香山リカ、浅田彰etc)が有り、理解が進んだ。ストリートカルチャーの本拠地として、高円寺の「素人の乱」がしばしば登場。同時期刊行の「世界マヌケ反乱の手引書」[素人の乱の店主、松本哉著]も既に読了してたのでオルタナティブ思想史を楽しく理解出来た。文化特に音楽関係が、坂本龍一、EP-4、じゃがたらなどに触れられて面白い。だめ連の存在が大きく、増補分では中心人物のぺぺ長谷川の23年の死についても言及している。2024/10/20

かんがく

12
グローバルに展開する新自由主義に対して、街で群衆たちによって発生する思想、カルチャー、運動を分析していく。80年代〜00年代を扱った本に、10〜20年代を扱った増補を加える。論考としては面白かったが、ここで扱われている芸術表現と政治活動を織り交ぜた運動のノリに、どこかダサさを感じてしまう。2024/10/04

Go Extreme

3
ストリートの思想とは:  政治という領域の変容 伝統的左翼知識人の終焉 左翼的なもの→ストリート オタク的思想 前史としての80年代: 増殖する八〇年代論 ポストモダン思想→ニューアカデミズム 人文学の危機 政治→サブカルチャー 時間と空間の圧縮 90年代の転換: 公的知識人の変貌 オウム真理教事件 カルチュラル・スタディーズ 橋本政権・六大改革 ストリートを取り戻せ―ゼロ年代の政治運動 抵抗するフリーター世代―10年代に向けて ストリートの思想2024: 抗議運動の多様化 グローバル化する素人の乱2024/10/04

Wassssup_mymen

2
まさに路上の思想を言語化した一冊。2000年代前半の閉塞した空気感へのカウンター的な運動だったり、カルチュラルスタディの実例を挙げていたりで自分が幼少時代に客観的に見ていたニュース映像の一種の答え合わせのような気がした。増補版で述べられているような隙間のない都市はひしひしと感じながらも常にストリートがあるという意識を思い出させてくれる。「反骨」や「アナーキズム」で片してしまうのは勿体無い。この思想を意識できることに感謝しよう。2025/02/18

うんとこしょ

2
ストリートそのものが運動である──翻って言えば、運動なきストリートは存在し得ない、これが著者の核心だろう。ストリートとは、資本の命令にしたがって群衆を秩序付ける都市のなかに、民衆の叛乱=氾濫が出没する瞬間なのだ。有機的知識人とは、その叛乱=氾濫を組織化すべく任務を遂行する者である。その任務は、日常生活批判を内包する民衆の情動=カルチャーを読み解いたとき、現れるものである──著者は言う、文化研究とは、有機的知識人の組織化の技法たるべきだと。ストリートの思想とは、〈風景の死滅〉(松田政男)に挑戦する思想なのだ2024/12/17

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