出版社内容情報
「世界の果てに辿り着いたとき、われらはどこへ行けばよいのか。/最後の空が終わったとき、鳥はどこで飛べばよいのか。」
詩を喪失したとき、敗北した国はさらに敗北する。
ホメロスに始まる西洋文学がつねに勝者の側から語られてきたとするならば、今こそ敗者の声を詩に結実させなければならない。
本書はパレスチナの亡命詩人の、生涯を懸けた絶唱である。
内容説明
「世界の果てに辿り着いたとき、われらはどこへ行けばよいのか。/最後の空が終わったとき、鳥はどこで飛べばよいのか。」詩を喪失したとき、敗北した国はさらに敗北する。ホメロスに始まる西洋文学がつねに勝者の側から語られてきたとするならば、今こそ敗者の声を詩に結実させなければならない。本書はパレスチナの亡命詩人の、生涯を懸けた絶唱である。
目次
1(パレスチナから来た恋人;地がわれらを圧迫して)
2(道のなかにさらなる道;この大地にあって ほか)
3(壁に描く)
4(韻律がわたしを選ぶ;してしまったことに言い訳などしてはいけない ほか)
著者等紹介
ダルウィーシュ,マフムード[ダルウィーシュ,マフムード] [Darwish,Mahmoud]
1941‐2008。パレスチナに生まれ、イスラエル建国後は入獄と亡命の生を生きる。アラブ現代詩におけるもっとも重要な詩人の一人。ベイルートにてPLOに参加するが、オスロ合意に疑念を抱き、自治政府の組閣に参加せず。1969年にロータス賞を、83年にレーニン平和賞を受ける。サイードの著作に霊感を与え、ゴダール映画に出演する
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かふ
ロビン
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kentaro mori
きょん
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- 和書
- 勝ち抜く力