出版社内容情報
すぐ隣にある死を意識し、亡くなった多くの友を悼み、生きている者は、いっそ「死ぬ気」で生き切ってみようと自身も読者も励ます老年エッセイ集。
「老残」を越えて生きるのだ!
26年間続いた人気コラム最後の3年間より精選した
老年エッセイの粋。 文庫オリジナル
「不良定年」を標榜してから幾星霜。西行、芭蕉、きだみのる……「荒野をめざしたひとびと」を想いながら、今も歩み続ける日々。すぐ隣にある死を意識しつつ、亡くなった友を悼み、いっそ「死ぬ気」で生き切ってみようと自身も読者も励ます。終刊した「週刊朝日」で26年間続いた人気連載「コンセント抜いたか」最後の3年間より精選した老年エッセイの粋。
内容説明
「不良定年」を標榜してから幾星霜。西行、芭蕉、きだみのる…「荒野をめざしたひとびと」を想いながら、今も歩み続ける日々。すぐ隣にある死を意識しつつ、亡くなった友を悼み、いっそ「死ぬ気」で生き切ってみようと自身も読者も励ます。終刊した「週刊朝日」で26年間続いた人気連載「コンセント抜いたか」最後の3年間より精選した老年エッセイの粋。文庫オリジナル。
目次
はじめに 荒野をめざすひとびと
第1章 さらば思い出
第2章 老人は荒野をめざす
第3章 いつ死んでもよくない
第4章 「終刊」を越えて生きるのだ
あとがき モロッコ・ジャジューカ村へ行く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まこみや
34
青森旅行からの帰り、羽田空港乗り継ぎロビーで読了。2024/08/13
シンプルねこ(ねこた)
8
嵐山さんのエッセイ初読み。タイトルからして年齢を感じさせる話が多いのかと思ったけれど、そうでもない。読んだことがないタイプのエッセイだった。苦労話も飄々と書かれていて不思議な感じ。それに、いろんな作家のエピソードも何気なく書かれていて面白かった。2024/04/19
nori
7
ホントに嵐山光三郎という人の知識のハンパなき凄さに茫然となる。其々の章は何度読んでも面白い。編集者としての知識の積み重ね、文学の知識の広さ深さに感じ入る他ない…。で、洒脱なのですよ〜。嫌味じゃなく、とんでもない人が居るものだ!2024/05/23
sai
2
嵐山さんの文学に対する熱量、とくにロシア文学について語っているところは興味深く勉強になった。2024/06/27
あや
0
作者の人脈や文学その他に関する知識量がすごい。各界の大物有名人も出てきて面白い。2024/12/28