出版社内容情報
カネと度胸でのし上がったれ! 疾風怒濤の昭和30年代・大阪。不敵な学生相場師が商いの街に嵐を呼ぶ――ド級の投資エンタメ小説。解説 末國善己
内容説明
日本の全てが勢いに乗る高度経済成長期、昭和30年代初頭の大阪。大荒れの台風で先読み不明の穀物相場に大学生・大崎恭太郎が突如大金をぶち込みにきた―。投資での成り上がりを目指す一人の男が、度胸と愛嬌、強運を武器にカオスな時代を駆け抜ける!「団鬼六」誕生前夜、純文作家「黒岩松次郎」名義で執筆されたバクチ上等・デカダン溢れる痛快経済エンタメ小説。
著者等紹介
団鬼六[ダンオニロク]
1931年滋賀県彦根市生まれ。57年、文藝春秋「オール讀物」新人杯に「親子丼」(筆名・黒岩松次郎)で入選。執筆活動に入り、SM官能小説の第一人者となる。89年に断筆宣言。95年『真剣師 小池重明』で執筆再開。小説・エッセイ・評伝等著書多数。2011年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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