出版社内容情報
積ん読したり、拾い読みしたり、歩いて読んだり、寝転んで読んだり、バスで読んだり。本はどう読んでもいい! 読書エッセイの名著、待望の文庫化!
内容説明
積みあげたり、適当に開いたり、声に出して読んだり、ただ手にとって眺めたり…本の読み方に決まりはない、自由にやろう!本が好きな人は、みんな、いろんなふうに読んでいる。読まずに読む方法を知る人だっている。こころが軽くなり、読書が楽しくなって、もっと本を読みたくなる名著『眺めたり触ったり』が題名をすこし変えて、待望の文庫化。楽しい絵も満載!「文庫版への追記」もあり。
著者等紹介
青山南[アオヤマミナミ]
1949年、福島県生まれ。翻訳家、エッセイスト。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
25
ちくま文庫、2月の新刊です。翻訳家エッセイストである、青山南さんによる、読書論ですらない、『読書』に関するエッセイ。表紙の横文字『The Feel of Reading』がそのまま当てはまります。「本って、まず最初は本棚に縦に並べますよね。それが前後二列になり、次に上の隙間において、最後に床に積み始める。」本はどう読んでも良い。そんな当たり前の事、拾い読み、索引読み、解説読み、そしてどんな格好で読むのか、私は寝転び読みが一番多いかも、場所は?トイレ、風呂、図書館、喫茶店、公園、etc 嗚呼楽しい!2024/02/14
黒澤ペンギン
19
読書好きだったらどこかしら共感する所はあるし、自分の読書の形って意外と決まっていたなーって発見もある。 ページの端折るのは自分の本になってるって感じが良くてやっているので言及あって嬉しい。 背筋が伸びたのは読書は励ましにすぎないということ。思索に耽る入り口まで連れて行ってくれるけど、思索するのは自分なのだ。それさえ忘れなければ読書は常にはずみになってくれる。2024/03/09
もちこ
15
読書好きにとって、「あるある」と共感したり、「そんな楽しみ方もあるのか」と納得したり、読書の奥深さを感じることができる一冊。 積読、表紙を眺めるだけでも楽しいということ、記憶違いや内容を忘れてしまってもいいのだ、ということ、本を読むスピード、音読と黙読の違いなどなど、テーマは様々だが、すべてが興味深くて面白い。 新明解国語辞典(第四版)が読みたくなった。「動物園」を調べてごらん、という記述があり、それを読んだら衝撃を受けた。国語辞典が読み物になるなんて、思いもしなかったが、隅々まで読んでみたら面白そう。2024/03/10
はるのびん
10
積読も内容おぼえて無いよう💦も全て肯定してくれる!そんな本でした。もう感想を投稿するなんてナンセンス(笑)2024/03/31
aochama
10
本への愛がぎっしりつまった内容でした。本の読み方扱い方はじめ、様々な作品や著者の蘊蓄、本読みの悩みなど多方面からのアプローチで読書が気軽なものだということを感じさせるエッセイでした。最初から読むごとにこだわらす、拾い読みもオーケー。最後まで読み通す必要もなしなど新しい本への向き合い方を教えてもらった感じがします。2024/03/24