ちくま文庫<br> 関東大震災と鉄道―「今」へと続く記憶をたどる

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ちくま文庫
関東大震災と鉄道―「今」へと続く記憶をたどる

  • 内田 宗治【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438942
  • NDC分類 686.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

崩れる建物、燃えさかる街、列車へ押し寄せる避難民……

激震を生き抜いた鉄道員たちのドラマ

発災100年、いつか必ず来る日のために知るべき過去



1923年9月1日、関東大震災。10万人以上の死亡・行方不明者数を記録した日本史上最大規模の天災だが、人々の生活の動脈であった「鉄道」の被害に焦点が当てられる機会は存外少ない。カオスそのものの限界状況下、列車に載せた命を救うべく奮闘した鉄道員たち、互いを助け合った乗客たち──その機転と智恵から何を学ぶか? 残された声を丁寧に追う貴重な災害史。解説 今尾恵介

内容説明

1923年9月1日、関東大震災。10万人以上の死亡・行方不明者数を記録した日本史上最大規模の天災だが、人々の生活の動脈であった「鉄道」の被害に焦点が当てられる機会は存外少ない。カオスそのものの限界状況下、列車に載せた命を救うべく奮闘した鉄道員たち、互いを助け合った乗客たち―その機転と智恵から何を学ぶか?残された声を丁寧に追う貴重な災害史。

目次

第1章 根府川駅大惨事
第2章 巨大ターミナルと群衆
第3章 急停車した列車の運命
第4章 通信と報道
第5章 猛火との戦い
第6章 避難列車

著者等紹介

内田宗治[ウチダムネハル]
フリーライター。1957年東京都出身。早稲田大学第一文学部心理学専攻(社会心理学)卒業。実業之日本社で経済誌記者、旅行ガイドブックシリーズ編集長などを経てフリーに。主に鉄道、自然災害、インバウンド、散歩等のテーマで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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へくとぱすかる

46
100年前の震災当時に比べて、ハード面の防災は非常に進歩した。しかしソフト面、突然の事態に直面して、どう動けば災害を最小限にできるか、救助や災害後のケア、食料や物資をどうするかに対する備えは、果たして十分なのだろうか。情報伝達など、あるいは当時なかった問題も生まれているのではないか。現代以上に重要な交通機関だった鉄道も、壊滅的な被害をこうむった。記録を丹念に掘り起こし、当時の状況を再現。現在なら当たり前のものが存在しない時代でも人は極力災害に向き合ってきた。地震だけでなく災害への備えを忘れてはならない。2024/01/14

みや

7
関東大震災における鉄道の被災・復旧状況を具に検証した一冊。混乱極まる中での駅員の活躍や被災者の体験談など、当時の記録からの引用が興味深い。ボランティアの組織化が進む以前から、互助の精神で弱者を救済する日本人の美徳も読み取れ、胸が熱くなる。都心の壊滅的被害が郊外への鉄路延伸と大東京形成の起点となったというのも腑に落ちた。復興からわずか20年後には空襲により再び焦土と化した帝都東京。そうした歴史に根ざした日本人の無常観は、災害復興にはポジティブに作用する一面もあるが、悲劇の忘却は戒めなければなるまい。2024/04/18

m

4
100年前の出来事。鉄道の技術は当然であるが、地震の予知、構築物の耐震性耐火性、情報通信等々全く別の次元とも言える程に進化を遂げた現代。しかし、当時と同じ規模の地震が同じ震源地で発生したら。時速300kmで走る東海道新幹線、2分間隔で走る山手線、異常なまでに過密化した都市。考えるだけでも恐ろしい。復興についても、今の時代ならと言える事も多いが、逆に手枷足枷となる制約も多く一概に比較は出来ないと思った。とにかく、当時の鉄道マンの人道的行動、復興にかける情熱が伝わってきた。2023/08/29

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