ちくま文庫<br> 死んでたまるか―団鬼六自伝エッセイ

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死んでたまるか―団鬼六自伝エッセイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438577
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

驚く程に豊かで、強く、愛おしい。「文学界の異端児」が綴る無二の人生――エッセイの名手としての輝きに満ちた傑作が待望の文庫化! 解説 黒岩由起子

内容説明

「SM小説の大家」「最後の文豪」「文学界の異端児」―不世出の作家・団鬼六は類まれなるエッセイの名手でもあった。戦中の少年期、作家として駆け出した青年期、縁が縁を呼ぶ壮年期、病すら受け入れ筆をふるった晩年に至るまで…驚くほどに豊かで、強く、愛おしい無二の人生がしなやかな言葉で綴られる。この世を存分に楽しみ尽くす、人生の真髄を射抜いた傑作。

目次

第1部 少年~青壮年期(ジャパニーズ・チェス十三歳(昭和二十年)
ショパンの調べ二十三歳(昭和三十年)
情趣について二十四歳(昭和三十年)
除夜の鐘二十五歳(昭和三十一年)
くず屋さん二十七歳(昭和三十三年) ほか)
第2部 中年~老年期(思い出のたこ四十一歳(昭和四十七年)
年賀状四十九歳(昭和五十五年)
フグの喰べ方教えます五十六歳(昭和六十二年)
牡丹五十八歳(平成元年)
相撲甚句六十歳(平成三年) ほか)

著者等紹介

団鬼六[ダンオニロク]
1931年滋賀県彦根市生まれ。57年、文藝春秋「オール讀物」新人杯に「親子丼」で入選。執筆活動に入り、その後SM官能小説の第一人者となる。89年に断筆宣言。95年『真剣師 小池重明』で執筆再開。2011年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

172
故団 鬼六は、「花と蛇」中心に読んでいた作家でした。未読の自伝エッセイが新刊文庫となったので、読みました。波乱万丈の人生、【読メエロ部】的内容、恒常的な酒池肉林や女体盛ではなく、常識的で爽やかな自伝エッセイでした。 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480438577/2023/04/11

kinkin

103
団鬼六氏の自伝。旧制中学で勤労動員で働くところから平成18年、75歳に至るまでの氏の歩んできたことが書かれている。この日夜は人将棋がその後の人生にに大きな影響を与えていることに気づいた。米軍捕虜との将棋を通しての交流、将棋好きな大学教授に卒業させてもらったこよ、賭け将棋で負けた相手から自分の女を抱けとせまられる話、不気味なサンドイッチマン、他いろいろな出来事が書かれている。故・たこ八郎との交友もあった。残念なのは氏の官能小説がどのようなことで書き始めたのか、映画に出ていた女優の素顔などを知りたかっt。2023/03/11

fwhd8325

61
にっかつロマンポルノの時代では、あまりSM作品が好きではなかったんで縁がありませんでしたが「真剣師」 はとても面白い作品でしたので、このエッセイも想像していたとおり、面白い読みました。どこかアンダーグラウンドを感じさせてくれる世界観は新鮮です。2023/04/02

seacalf

60
読友さんの感想から。これは大当たり。名前は知っていたが読んだことはない官能小説界の重鎮。ちょっと敬遠していたが、このエッセイ集はものすごく面白くてびっくり。中学生時代のアメリカ人捕虜との交流、大学教授との抱腹絶倒なチョピン話、元青線地帯だったゴールデン街での思い出、三浦半島の教師時代の話、たこ八郎さんとの思い出、ほろりとさせる父と年賀状の話、今では誰も書けないフグの食べ方などなど、どれも聞いたこともないような話でめっぽう面白い。しかも軽妙洒脱な文章で読ませること、読ませること。色々な人にお勧めしたい一冊。2023/06/13

Shoji

40
なかなかいいぞ、このエッセイ。実は、氏の書いたSM小説を読んだこともなければ、ピンク作品を観たこともない。しかし、団鬼六という名は知っていた。そこに飛び込んで来たキャッチーなタイトル。書かれてることは官能でもなければエロスでもなく、団鬼六という男の濃い生涯だった。解説を書いたのは氏の長女。SMに市民権を得させたのは団鬼六だと誇りを持って解説に書いている。言われてみれば、確かにそうかも知れない。今や、団鬼六も故人。こうして昭和が一つ一つ消えていくのか。2023/06/22

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