ちくま文庫<br> 暗闇のなかの希望 - 語られない歴史、手つかずの可能性 (増補改訂版)

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ちくま文庫
暗闇のなかの希望 - 語られない歴史、手つかずの可能性 (増補改訂版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438270
  • NDC分類 934
  • Cコード C0131

出版社内容情報

イラク戦争下で「希望を擁護する」ために刊行され、二〇一六年に加筆された改訂版を文庫化。アクティヴィズムと思想を往還する名著。解説 小川公代

ソルニット、初文庫化
直接行動(アクティヴィズム)と思想を自在に往還する現代の名著
解説 小川公代

2003年、イラク戦争が始まった時期に、「希望を擁護する」ために本書は書かれた。あの時代は過ぎ去ったが、あらたな戦争が生じ、破壊的な気候変動が到来している。絶望と冷笑主義が残りつづける現代に、希望をもつことはいかに可能なのか。「希望は光を浴びた舞台の真ん中ではなく、周縁の暗がりにある」(本文より)。2016年に改訂され、直接行動と思想を往還する現代の名著を文庫化。 解説 小川公代

【目次】
日本のみなさんへ 
第三版への序文(二〇一五年) 希望が拠って立つもの 
1 暗闇を覗きこむ 
2 私たちが敗北したとき 
3 私たちが勝ち取ったもの 
4 偽りの希望と安易な絶望 
5 影の歴史 
6 千年紀の到来 ―― 一九八九年一一月九日 
7 千年紀の到来 ―― 一九九四年一月一日 
8 千年紀の到来 ―― 一九九九年一一月三〇日 
9 千年紀の到来 ―― 二〇〇一年九月一一日 
10 千年紀の到来 ―― 二〇〇三年二月一五日 
11 変革のための想像力を変革する 
12 直接行動の間接性について 
13 もうひとつの歴史の天使 
14 カリブーのためのバイアグラ 
15 楽園からの脱出 
16 大いなる分断を越えて 
17 イデオロギーの後に ―― あるいは時間の変容 
18 グローバルなローカル ―― あるいは場所の変容 
19 テキサスの三倍大きな夢 216
20 疑い 
21 世界の中心への旅 
振り返る平凡な人びとの非凡な偉業(二〇〇九年) 
すべてがばらばらになり、すべてがまとまりつつある(二〇一四年) 
あとがき後ろ向きに、前向きに 
謝辞 
巻末注記 
訳者あとがき 東辻賢治郎 
解説 ネガティヴ・ケイパビリティのなかの希望 小川公代 

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フム

41
本書は2004年に原書が初版、2005年に邦訳された『暗闇の中の希望—非暴力から始まる新しい時代』に加筆、構成を変えて文庫化したもの。巻末に小川公代さんが解説を書いているのも良かった。911からイラク戦争へと進む、暗闇に思える状況において、絶望するのでもなく、楽観視するでもない、人々のアクティヴィズム(直接行動)の思想を説く。その行動の結果はすぐに形になるわけではない。進化のようにゆっくりとした変化が周縁から中心に進んでいき、ある日突然大きな変化を起こすこともある。彼女の言葉に勇気づけられた。2023/09/18

22
アメリカ人のアクティヴィストが綴る、まさに「暗闇のなかの希望」についての書。「希望は光を浴びた舞台の真ん中ではなく、周縁の暗がりにある」という言葉通り、暗闇のなかで、希望を持って行動を起こした人々についてが書かれている。アメリカやその周辺についての話が多いが、それはそれで勉強になった。印象に残ったのは、コロンブスのアメリカ大陸の「発見」は、先住民族たちにとっては「発見」ではなく「侵略」だという言葉だ。歴史上の一つの側面だけを見て、もう一つの側からは何も語らないということが、他にも色々あるのだろうと感じた。2023/08/21

yuki

8
レベッカソルニットをはじめて読みました。何度もウルフの「未来は暗闇に包まれている。概して未来は暗闇であることが一番いいのではないか」のフレーズが出てきます。ウルフは「未知こそが希望を与える」といい、ソルニニットは「その暗闇は子宮の闇と同じ」と語ります。暗闇の中に希望を見いだし「利他的で理想主義的な力のたくましさ」を語るソルニットのしなやかさに共感しました。ソルニットを追ってみたいです。2023/08/14

ぱぱみんと

3
世界をちゃんと見ている人がいた。共感、また共感。2023/10/21

TOMYTOMY

3
ポジティブに現実を生きる姿2023/07/24

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