出版社内容情報
夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためた古本屋写真が存在する。2015年に書籍化された際、話題をさらった写真集が再編集で奇跡の文庫化。
夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためていた古本屋写真が存在する。岡崎武志氏が遺族から託されたこの貴重な写真をまとめた『野呂邦暢 古本屋写真集』を再編集の上、野呂邦暢の古本にまつわるエッセイ、編者対談を増補し奇跡の文庫化。神保町・早稲田などの古本屋写真に加え、野呂邦暢自宅本棚写真も収録する。拙く清冽で執拗なカメラアイが1970年代の都市と古本屋を駆け巡る。
内容説明
夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためていた古本屋写真が存在する。岡崎武志氏が遺族から託されたこの貴重な写真をまとめた『野呂邦暢 古本屋写真集』を再編集の上、野呂邦暢の古本にまつわるエッセイ、編者対談を増補し奇跡の文庫化。神保町・早稲田などの古本屋写真に加え、野呂邦暢自宅本棚写真も収録する。拙く清冽で執拗なカメラアイが1970年代の都市と古本屋を駆け巡る。
目次
第1部 古本屋写真集(神保町/早稲田/渋谷/池袋/広島/荻窪;店頭スナップ・他;野呂邦暢自宅本棚;野呂邦暢の視線を追跡して)
第2部 古本のある日々 野呂邦暢エッセイ(蔵書票;魔の山;阿蘭陀組曲;名曲喫茶「らんぶる」;赤鉛筆;革命か反抗か;エミリーの薔薇;ユンクとブラウン;ODE MARITIME)
第3部 野呂邦暢と古本屋 岡崎武志・小山力也編者対談
著者等紹介
野呂邦暢[ノロクニノブ]
1937年長崎市生まれ。戦時中に諌早市に疎開、長崎被爆のため戦後も同市に住む。長崎県立諌早高校卒業後上京するもほどなく帰郷、1957年陸上自衛隊に入隊。翌年除隊し、諌早に戻り家庭教師をしながら文学をこころざす。1965年「ある男の故郷」が第21回文學界新人賞佳作入選。1974年自衛隊体験をベースにした「草のつるぎ」で第70回芥川賞受賞。1976年、初めての歴史小説「諌早菖蒲日記」発表。1980年に急逝する
岡崎武志[オカザキタケシ]
1957年大阪府生まれ。書評家、ライター。野呂邦暢作品では『夕暮の緑の光』(みすず書房)の編集も担当した
古本屋ツアー・イン・ジャパン[フルホンヤツアーインジャパン]
1967年神奈川県生まれ。全国の古本屋を探訪調査する古本屋ツーリスト。ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」管理人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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