ちくま文庫<br> 野呂邦暢 古本屋写真集

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ちくま文庫
野呂邦暢 古本屋写真集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437778
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0172

出版社内容情報

夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためた古本屋写真が存在する。2015年に書籍化された際、話題をさらった写真集が再編集で奇跡の文庫化。

夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためていた古本屋写真が存在する。岡崎武志氏が遺族から託されたこの貴重な写真をまとめた『野呂邦暢 古本屋写真集』を再編集の上、野呂邦暢の古本にまつわるエッセイ、編者対談を増補し奇跡の文庫化。神保町・早稲田などの古本屋写真に加え、野呂邦暢自宅本棚写真も収録する。拙く清冽で執拗なカメラアイが1970年代の都市と古本屋を駆け巡る。

内容説明

夭折の芥川賞作家・野呂邦暢が密かに撮りためていた古本屋写真が存在する。岡崎武志氏が遺族から託されたこの貴重な写真をまとめた『野呂邦暢 古本屋写真集』を再編集の上、野呂邦暢の古本にまつわるエッセイ、編者対談を増補し奇跡の文庫化。神保町・早稲田などの古本屋写真に加え、野呂邦暢自宅本棚写真も収録する。拙く清冽で執拗なカメラアイが1970年代の都市と古本屋を駆け巡る。

目次

第1部 古本屋写真集(神保町/早稲田/渋谷/池袋/広島/荻窪;店頭スナップ・他;野呂邦暢自宅本棚;野呂邦暢の視線を追跡して)
第2部 古本のある日々 野呂邦暢エッセイ(蔵書票;魔の山;阿蘭陀組曲;名曲喫茶「らんぶる」;赤鉛筆;革命か反抗か;エミリーの薔薇;ユンクとブラウン;ODE MARITIME)
第3部 野呂邦暢と古本屋 岡崎武志・小山力也編者対談

著者等紹介

野呂邦暢[ノロクニノブ]
1937年長崎市生まれ。戦時中に諌早市に疎開、長崎被爆のため戦後も同市に住む。長崎県立諌早高校卒業後上京するもほどなく帰郷、1957年陸上自衛隊に入隊。翌年除隊し、諌早に戻り家庭教師をしながら文学をこころざす。1965年「ある男の故郷」が第21回文學界新人賞佳作入選。1974年自衛隊体験をベースにした「草のつるぎ」で第70回芥川賞受賞。1976年、初めての歴史小説「諌早菖蒲日記」発表。1980年に急逝する

岡崎武志[オカザキタケシ]
1957年大阪府生まれ。書評家、ライター。野呂邦暢作品では『夕暮の緑の光』(みすず書房)の編集も担当した

古本屋ツアー・イン・ジャパン[フルホンヤツアーインジャパン]
1967年神奈川県生まれ。全国の古本屋を探訪調査する古本屋ツーリスト。ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」管理人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

78
昭和に40代の若さで亡くなった芥川賞作家・野呂邦暢が撮影した日本各地の古本屋の写真集。もちろん写真集にしようとして撮影されたものではない。遺品として出てきたこれらの写真を岡崎武志がまとめて小山力也が解説した1冊。この度の文庫化で、野呂さんの古本エッセイが数本掲載されている。野呂邦暢といえば古本屋を主人公にした『愛についてのデッサン』や、古本屋さんが書いたエッセイ集の名作・関口良雄『昔日の客』(夏葉社)の表題になった古本ゆかりの作家である。今のカメラの性能とは比べものにならない画質なのに、涙が出そうである。2021/11/29

もりくに

72
野呂邦暢さんの「諫早菖蒲日記」は読んで、感心した記憶があるが、程無く急逝、残念に思った。彼がこんなに「古本屋」が好きだとは、全く知らなかった。この本はタイトル通り、彼が70年代に撮った「古本屋」の数々。彼を追慕する「菖蒲忌」に 招待された岡崎武志さんが、彼の兄から「こんなものが」と見せられたのが発端。岡崎さんはその時の気持ちを、「ニュー・シネマ・パラダイス」のトトと同じだと。この写真集は、盛林堂書房で少部数出版されたが完売。それがこの度、「ちくま文庫」に。(筑摩、えらい!)デジタル補正なくそのまま。→2022/06/11

まこみや

46
まさか、こんな本まで文庫になるなんて。ちくま文庫に感謝するしかないですね。『野呂邦暢古本屋写真集』なるものが上梓されて好事家の間でかなりの額で取引されていると知った時、そんな少部数の稀覯本に僕自身接する機会はないだろう、と半ば諦めていました。本屋で目にした途端、思わず「あ」と声が出ました。素人っぽい古本屋の写真の中に、古本を巡るエッセイの中に、本と古本屋に対する、野呂邦暢のいとおしむような、ふるえるような時間と記憶が定着させられていて、いつまでも飽きることがありません。2021/11/15

pirokichi

25
岡崎武志さんが遺族から託された写真、古本にまつわるエッセイ、そして編者対談を収録。とても良かった。野呂さんはもちろん編者の岡崎武志さん、小山力也さんの古本屋愛、古本愛に胸が熱くなる。ピンボケしてたりして決してうまい写真ではないのに、ずっと見てたくなる。時々野呂さん自身が写り込んでいるのもうれしい。エッセイには若き日の本好きな野呂さんが生き生きと描かれている。エッセイを読んでまた写真を見ると、撮った後に本を物色している野呂さんの背中が見えそう。それにしても写真集とは。野呂さんは驚かれていることだろう。2022/03/20

阿部義彦

24
作者の事は全然知りませんでした。芥川賞を取ったんですね。夭折したとの事です。1970年頃の古本屋ばかりを写真に撮りました。店構え、写った人々のファッションと佇まい、まさしく、私の小学、中学時代の街そのものです。写真も決して上手ではなく、ピンボケだったり、ブレブレだったりしますが、そこがまた何とも味わいがあります。さらば、国分寺書店のオババ!では無いですが、昔は店主が睨みを効かせて、マナーのなってない客には怒ってましたよね。それがブックオフなんかが客を持ち上げすぎて、立ち読み歓迎で甘やかされすぎです。2022/05/20

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