ちくま文庫<br> 杉浦日向子ベスト・エッセイ

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ちくま文庫
杉浦日向子ベスト・エッセイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437624
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

初期の単行本未収録作品から、若き晩年、自らの生と死を見つめた名篇までを、多彩な活躍をした人生の軌跡を辿るように集めた、最良のコレクション。

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生きて在るこの自分の時間をことほぐ
初期単行本未収録作品、若き晩年の生と死を見つめた名篇を多数収録


江戸を題材にした漫画を多く描き、若くして評価を得た著者は漫画の執筆をやめて以降、テレビ等での江戸解説のほか、多くのエッセイを執筆してきた。その内容は、江戸の魅力を語った作品はもちろんのこと、重い病を得てからは、自らの命を見つめ、生と死に関して考え続けてきた作品も多い。その多くの優れたエッセイの中から、初期単行本未収録作品11篇、江戸や江戸人についての作品、大好きだった旅、食べ物に関する作品、書評等を選び構成した。多彩な活躍の軌跡をたどる最良のコレクション。

序 私の憧れ   
壱 元気な若旦那
「お江戸珍奇」より
変生  
ポルノ   
かげま   
人擬
大奥    
「杉浦日向子の日常噴飯」より
時代考証はカルシウム   
本格オモシロ時代劇が見たい
来たれ、コニシキ・シンドローム   
銭湯をくぐって社会に出よう!   
ああ、世間はムツカシイ   
着物ってキモチ良い   
今日も〆切、明日も〆切   
まじり物でできた脳には若隠居   
苦手な絵についての心境   
安吾は他人とは思えない   
デンジャラス・ヒナコ、東京タワーに登る   
東京とサイゴまで付き会うぜ!!
ブームになったら「江戸」も終り   
「ウルトラ人生相談」より
夢みて半世紀   
われナベにとじ蓋   
スモーサイコー   
お粥で握り鮨   
シャブリ女   
弐 江戸人の流儀
江戸と私の怪しいカンケー   
江戸の楽しみ   
江戸のおんな   
粋とは何か   
無能の人々   
贅の文学   
うつくしく、やさしく、おろかなり   
参 浮世漫遊記
『東京イワシ頭』より スッポンポン篇   
『呑々草子』より トライバスロン   
『入浴の女王』より四条木屋町「明石湯」   
四 若隠居の心意気
因果と丈夫   
私の転機   
隠居志願   
「きょうの不健康」より
不健康は健康のもと   
いろんなカタチ   
病気自慢?   
酒を呑むにも上手下手   
巨大病院の外来   
「ゴチマンマ!」より
ひとりごはん   
ひとりの楽しみ   
往復書簡 「豊かな老いへ」・旅(宮脇俊三)   
お山の大将   
船旅道楽   
かなしみの変容   
わたしのおはか。   
伍 いのちの読書
『平家物語』

内容説明

江戸を題材にした漫画を多く描き、若くして評価を得た著者は漫画の執筆をやめて以降、テレビ等で江戸解説のほか、多くのエッセイを執筆してきた。その内容は、江戸の魅力を語った作品はもちろんのこと、重い病を得てからは、自らの命を見つめ、生と死に関して考え続けてきた作品も多い。その多くの優れたエッセイの中から、初期単行本未収録作品11篇、江戸や江戸人についての作品、大好きだった旅、食べ物に関する作品、書評等を選び構成した。多彩な活躍の軌跡をたどる最良のコレクション。

目次

序 私の憧れ
1 元気な若旦那
2 江戸人の流儀
3 浮世漫遊記
4 若隠居の心意気
5 いのちの読書
終 おいしいエッセー

著者等紹介

杉浦日向子[スギウラヒナコ]
1958年、東京生まれ。1980年、「通言室之梅」(「ガロ」)で漫画家としてデビュー。1984年、『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞受賞。1988年、『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞受賞。1993年に漫画家を引退し、江戸風俗研究家、文筆家として活動した。2005年7月22日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

69
ほぼ発表順に編まれているため、後半は生や死、病をテーマにしたものが多く、凄味を増す。長らくファンを自認してきたがご自身の結婚についての文章は初めて触れ、ほろりときた。彼女なら今の世相をどう読むか。その不在を寂しく思う三大女性文筆家の一人だ。2021/10/27

けやき

56
杉浦日向子さんの様々な文章が読めて満足できました!2021/09/19

nemuro

55
「編者解説」に「杉浦は1958年、東京都港区芝で呉服屋の娘として生まれた。幼少期は新宿で過ごし幼い頃から歌舞伎、寄席、大相撲に親しんでいた」とあって、江戸風俗研究家・杉浦日向子の生い立ちと背景が垣間見える。たまに観ていたNHKの『コメディー お江戸でござる』(1992年~2000年まで出演)。随分博識で凄い人がいるもんだと感心させられた。本書では「第四章 若隠居の心意気」が特に感慨深い。図書館から借りて読んだ『ごくらくちんみ』と『4時のオヤツ』。短編小説の秀作とやっぱり感心させられたことをふと思い出した。2021/11/16

ぐうぐう

39
杉浦日向子が漫画家を引退すると聞いた時は、驚いたし、ショックだった。その後、江戸風俗研究家として多くのエッセイ集を刊行するも、杉浦漫画の面白さには到底及ばないだろうとの勝手な思い込みにより、彼女のエッセイを積極的に読むことをしてこなかった。それは没後も変わることなく。しかし今回、ちくま文庫からベストエッセイ集が刊行され、読むにはいい機会だと手に取った。ほぼ発表順に並べられたエッセイを読んでいると、文筆家としての覚悟が垣間見れたり、あるいは彼女の死生観に気付かされたりもする。(つづく)2021/09/21

sofia

34
江戸に興味がなかったので、当時の杉浦氏をあまり知りません。もったいないことです。本当にベストが集まったエッセイであり、だんだん「死」や「病」という言葉が出てくる。ベストを選んだ編集がよいのでしょう。今は江戸に興味があるので追っていきたいです。2022/11/04

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