出版社内容情報
人の世の儚さや江戸庶民の哀歓を描き、自らの死をも凝視して夭折した幻の漫画家・楠勝平。その不朽の名作を作家・山岸凉子が精選。解説 山岸凉子
『ガロ』を舞台に一瞬の閃光を放った
知られざる夭折の作家を
山岸凉子セレクトで再発見。
初収録作含む名品12品を集成
1960年代後半から70年代初めの騒然とした時代、実験作が覇を競った『ガロ』。その片隅で、人の世のはかなさ、江戸庶民の哀歓をみずみずしく描き、迫り来る死をも凝視して逝った幻の作家。同時代にその息吹にふれ、市井の人々へのあたたかな眼差しに魅了されてきた作家が編む、珠玉の文庫オリジナル・傑作選集。【収録作品】「おせん」「茎」「梶又衛門」「鬼の恋」 他
解説 山岸凉子
【目次】
おせん
梶又衛門
茎
暮六ツ
殿さまとざらざらした味
大部屋
鬼の恋
ふじが咲いた
はぁーはぁーはぁー
やすべえ
ゴセの流れ
彩雪に舞う…
編者解説 山岸凉子
内容説明
1960年代後半から70年代初めの騒然とした時代、実験作が覇を競った『ガロ』。その片隅で、人の世のはかなさ、江戸庶民の哀歓をみずみずしく描き、迫り来る死をも凝視して逝った幻の作家。同時代にその息吹にふれ、市井の人々へのあたたかな眼差しに魅了されてきた作家が編む、珠玉の文庫オリジナル・傑作選集。
著者等紹介
楠勝平[クスノキショウヘイ]
1944年、東京に生まれる。中学の頃より心臓弁膜症を患う。15歳のとき貸本マンガ「必殺奥義」でデビュー。白土三平の赤目プロでアシスタントのかたわら、『ガロ』を中心に『COM』や青年劇画誌に佳作を発表したが、病が悪化。1974年、30歳で逝去
山岸凉子[ヤマギシリョウコ]
1947年北海道生まれ。69年デビュー後に上京。作品は、東西の神話、バレエ、ホラーなど幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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