出版社内容情報
『青春とはなんだ』『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』『俺たちの旅』『あぶない刑事』……。テレビ史に燦然と輝く名作ドラマを数多く手掛けた敏腕TVプロデューサーが語る制作秘話と仕事術。中村雅俊、竜雷太、松田優作など、あの時代を象徴する俳優たちの撮影風景を収めた写真を多数収録。涙と笑いと感動の「昭和の傑作ドラマ」が文庫でよみがえる!
解説 鎌田敏夫
カバーデザイン 井上則人(井上則人デザイン事務所)
内容説明
『青春とはなんだ』『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』『俺たちの旅』『あぶない刑事』…。テレビ史に燦然と輝く名作ドラマを数多く手掛けた敏腕TVプロデューサーが語る制作秘話と仕事術。中村雅俊、竜雷太、松田優作など、あの時代を象徴する俳優たちの撮影風景を収めた写真を多数収録。涙と笑いと感動の「昭和の傑作ドラマ」が文庫でよみがえる!
目次
序章 青春のはじまり
第1章 我が青春に悔いあり!
第2章 青春の輝き
第3章 闘う青春
第4章 青春の旅
第5章 青春はあぶない
巻末特別付録 年表―青春シリーズとその時代
著者等紹介
岡田晋吉[オカダヒロキチ]
1935年2月22日生まれ。1957年、慶應義塾大学文学部を卒業し日本テレビに入社。海外ドラマの吹き替え版制作を担当。その後1963年から国産テレビ映画の企画・制作に携わる。現在、川喜多記念映画文化財団・理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
62
日曜夜8時は、日テレで放送されていた青春ドラマを見ていました。おそらく竜雷太さんの頃からが記憶に残っています。ドラマの内容と布施明さんが歌っていた主題歌も大好きでした。青春シリーズの1作目が「青春とはなんだ」というタイトルだったことも思い出しました。こんな観念的なタイトル、今では考えられないですね。ただ、これらのドラマはいろいろなことを教えてくれたように思います。再放送を何度見ても飽きることがなかったのはそういうことなんだと思います。2021/08/08
ヒデキ
33
青春ドラマや「太陽にほえろ」を作った岡田晋吉さんのテレビ人生をそのスタートから、描いています。 メインの青春ドラマの描きも面白かったんですが、 テレビ創世記の海外ドラマの作成から、日本で作成したドラマに移行していく期間の話が、映画界の事情も絡んで面白かったです。 お茶の間に娯楽を届けるって大変なことだったんですね2021/07/21
わいほす(noririn_papa)
10
文庫本としては新刊だが、内容は20年前に書かれたもの。それでも岡田さんがプロデュースした70年代青春ドラマから30年経っている。「俺は男だ!」「飛び出せ!青春」「われら青春!」「太陽にほえろ」「傷だらけの天使」「俺たちの勲章」「俺たちの旅」と70年代の懐かしい番組裏話を拾い読み。不思議とフォークソング全盛期と重なる。30年後のシンポジウムで若者から「俺たちの旅」は女性蔑視ではないかと問われたらしい。なるほど勝手な男の都合で女性が泣く話が多い。「君はなぜ男に生まれて来なかったのか」という歌もあった(笑)。2021/07/14
totssan
4
TV局開局から平成頭くらいまでのドラマの回顧録。青春シリーズはリアルタイムではなかったが何度も再放送をCATVで見た記憶があり、そのプロデューサーの記録が生々しく、面白い。裏話はやはり楽しい。特に太陽にほえろ、は秀逸。毎週、プロレスとどっちを見るかで家族でもめたことを思い出す(だいたい太陽に軍配。名シーンを結構覚えているものだ)。著者も思い入れが強い分、少々浸りすぎのところもあるが、ネタが凄いのでまあ良いのではと。類書があるのでそちらも当たりたい。レトロ物ばかりというわけではないがつい手がのびる。2021/09/01
クレストン
3
日本テレビで長らくドラマのプロデューサーや企画を担当していた方による回顧録。原著は2003年発売。代表作は「太陽にほえろ!」のプロデューサーになると思うが、青春とはなんだから始まる青春シリーズや、俺たちの旅から始まるシリーズのプロデューサーやあぶない刑事など企画なども担当している。基本的にはこれらの回顧録が続く。1作品に対する分量が偏っている感じもあったが、様々な作品に対してどう奮闘したのかしれて興味深かった。2023/03/03
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