ちくま文庫<br> 愛についてのデッサン―野呂邦暢作品集

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ちくま文庫
愛についてのデッサン―野呂邦暢作品集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 414p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437495
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夭折の芥川賞作家作による古書店を舞台に人間模様を描く「古本青春小説」。古書店の経営や流通など編者ならではの視点による解題を加え初文庫化。 

内容説明

初の文庫化となる表題作「愛についてのデッサン」は、古本屋稼業に静かな情熱を燃やす若き店主、佐古啓介が謎めいた恋や絡みあう人間模様を、古書を通してそれぞれの事情を解き明かす異色の青春小説として根強い人気を誇る傑作。この他、現在は入手困難になっている短篇小説も収録し、編者・岡崎武志氏による解説を付す。夭折の芥川賞作家、「小説の名手」による貴重な作品集が待望の文庫化。

著者等紹介

野呂邦暢[ノロクニノブ]
1937年長崎市生まれ。戦時中に諫早市に疎開、長崎被爆のため戦後も同市に住む。長崎県立諫早高校卒業後上京するもほどなく帰郷、1957年陸上自衛隊に入隊。翌年除隊し、諫早に戻り家庭教師をしながら文学をこころざす。1965年「ある男の故郷」が第21回文學界新人賞佳作入選。1974年自衛隊体験をベースにした「草のつるぎ」で第70回芥川賞受賞。1976年、初めての歴史小説「諫早菖蒲日記」発表。1980年に急逝するまで精力的に書き続けた

岡崎武志[オカザキタケシ]
1957年大阪府生まれ。書評家、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

85
最近野呂さんの本をぽつぽつと読んでいます。この短篇集も表題作となっている連作が楽しめました。父親から古本屋を引き継いだ若い店主が古本を介して様々な人々とのやり取りを描いたものです。ミステリーがらみのものもあったり、長崎が舞台のもあります。この作品以外の作品は若干読みにくいものがあったりしました。2021/11/07

舞妓さんそっくりおじさん・お寺ちゃん

62
『愛についてのデッサン』は、みすず書房版で読んでいたが、こうした新しいパッケージのお陰で気持ち良く再読できた。二十代の若き古本屋である主人公・佐古啓介が謎解きする連作小説。通俗的だと評する人もいる。編者の岡崎武志もテレビのサスペンスに例えて いる。でもそれがいいとしか私には言えないのだ。謎解きながら大袈裟なところは全くない。どの話も良い感じで小さく畳むように終わる。亡父のルーツを知る最終話ですら、些細に終わる。佐古啓介の人生はその後も続くのだ。少し欠けて少し足りないこの小説は、それ故に読み飽きぬ永遠だ。2021/07/02

ちゅんさん

57
表題作はかなり好みの連作短編だった。若き古本屋店主が人間・恋愛模様や謎を古書を通して解き明かすという本好きには堪らない内容。登場人物も感じが良く人間の機微がちょうどいい塩梅に描かれていて読んでいて心地よかった。“旅は一人に限る。なぜなら、二人でしたならばもっと愉しいに違いないと思うことが出来るから”など作中の会話も素敵で今年を代表する一冊になりそう。2021/06/23

まこみや

42
以前みすず書房版で読んだときは、語りの内容にばかり目を向けていた。今回再読して、その語り口こそが大きな美質だと再認識した。今その語り口を文体と呼ぶならば、その特徴は、①抒情的だが感傷的でなく、②対象との距離のとり方が絶妙で、③解像度の高いクリアな文体といえるだろう。ある意味でそれは明晰な文章だが、その明晰さは、「思考(論理)」の明晰さではなく、「描写」の明晰さである。「語り」の文章の手本たるにふさわしい。2021/10/03

たま

40
若い古書店主をめぐる連作6篇を読む。1978年「野生時代」の連載で昭和の風物が懐かしい。顧客は古書店のカタログを見て郵便や電話で注文する。各篇で謎が示されるが、ミステリーというほどもないゆるい謎。その謎解きに古本屋さんは旅に出る。新幹線はまだ「ひかり」だけなので、東京駅でふらりと夜行に乗って翌朝目が覚めると日本海…なんてゆったりした旅もできる。高齢男性がリアルで、若い女性にリアリティがないのも時代の愛敬か。高度成長が一段落してバブルは始まる前ののんびり明るい時代の空気を楽しんだ。2021/10/26

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