出版社内容情報
日本映画の黄金期を築いた巨匠と名優、小津安二郎と原節子、溝口健二と田中絹代、木下恵介と高峰秀子、黒澤明と三船敏郎。その人間ドラマを描く!
内容説明
日本映画の黄金期を支えた、巨匠と名優たち。小津安二郎と原節子、溝口健二と田中絹代、木下惠介と高峰秀子、黒澤明と三船敏郎。ゴールデンコンビによる数々の名作。その誕生の裏に隠された壮絶な人間ドラマとは?NHK第2「カルチャーラジオ」で好評を得た「日本映画の黄金期を支えた監督とスターたち」を大幅に改稿した、文庫オリジナル。
目次
第1部 小津安二郎と原節子(戦前・戦後のアイドル;小津調の確立;伝説の創建)
第2部 溝口健二と田中絹代(下層階級の女を描いた溝口;演技開眼した田中絹代;溝口と絹代は関係があったのか?)
第3部 木下惠介と高峰秀子(出征を見送る母の哀しみ;デコの渡世日記;木下恵介と黒澤明の比較論)
第4部 黒澤明と三船敏郎(二人はいかにして出会ったか?;黒澤明・苦境の時代;三船は黒沢の分身)
著者等紹介
西村雄一郎[ニシムラユウイチロウ]
映画評論家、ノンフィクション作家。1951年佐賀市生まれ。早稲田大学演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオ作品を演出。85年から古湯映画祭の総合ディレクターを務め、「佐賀新聞文化奨励賞」を受賞。埼玉県川口市の「映像ミュージアム」を監修。佐賀新聞のコラム「シネマトーク」は連載43年目を超え記録を更新中。現在は佐賀大学の特任教授として教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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