ちくま文庫<br> 読書からはじまる

個数:
電子版価格
¥715
  • 電書あり

ちくま文庫
読書からはじまる

  • 提携先に40冊在庫がございます。(2024年04月26日 08時28分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437426
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自分のために、次世代のために――。「本を読む」意味をいまだからこそ考えたい。ひとの世界への愛に溢れた珠玉の読書エッセイ! 解説 池澤春菜

内容説明

「読まない本」にゆたかさがある。「たくさん読む」が正解ではない。「一生忘れない」なんて嘘?最も長く、最も深く人類と共に在り続けてきた「本」というメディアは、私たちの想像よりもずっと優しく、あらゆることを許してくれる友人だ。本はあなたを孤独にしない。読書が苦手、活字に疲れた―そんな本音にもあたたかに寄り添う、「人間」を楽しむ至高のエッセイ。

目次

1 本はもう一人の友人
2 読書のための椅子
3 言葉を結ぶもの
4 子どもの本のちから
5 共通の大切な記憶
6 今、求められること
7 読書する生き物
8 失いたくない言葉

著者等紹介

長田弘[オサダヒロシ]
1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。15年5月3日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

145
『はじめにことばがあった』ヨハ1:1のみことばが引用されていたのが印象的でした。『人は言葉でできている』という言葉も。また読書とはみずから言葉と付き合う、そして記憶を確かにし、東西南北を知る。なかなか深いですね。そして再読は友情の証という言葉も、これから再読をしようと思っていたので嬉しかったです。『ナルニア国物語』や『指輪物語』が紹介されていたのも嬉しかったです。私をドキドキワクワクさせてくれて、壮大な世界に連れて行ってくれて、大人になっても味わえる本たちです。2021/11/06

はっせー

125
読書について・言葉についてゆっくり知りたい。または読書ってなんだろうと息詰まってしまった人におすすめの本になっている!昨今活字離れや読書離れが言われている。毎日見ているSNSの文字数は1冊の本なみに読んで言われている。また映画を早送りしてみる若者もいる。どれもこの本で言われてる情報の話に当てはまる。情報とは本質的に分けることを指す。差別化とも言えよう。だが読書は分ける文化ではなく育てる文化。育てて蓄える。それには時間がかかる。そんなことしていたらおいて置かれるという人もいる。そうではないと優しく思えた!2022/11/11

アキ

107
本を買うということは、本と共に過ごす時間を購入すること。本を一冊読もうと思ったら、どの椅子で読もうかと考えること。本を読むことで、言葉をどうゆたかにできるかが問われる。読書というのは、みずから言葉と付きあうということ。大人になって読んだ子どもの本に教えられるのは、子どもの本というのは、じつは大人こそ読むべき本にほかならない。言葉で世界をとらえるのが、概念です。わたしたちのあいだにとりもどさなければならないのは、生き生きとした概念を生み出す言葉の力です。会社の理念を言葉だけにしてはならないと肝に銘じました。2021/06/24

けんとまん1007

103
こころに沁みます。そんな言葉が、いくつも残ります。自分との対話、自分の言葉との対話、書かれていないことに思いを馳せる、育てる。全体が、一遍の詩のようでもある。2021/06/17

ふう

95
自分なりに本を読むことの意味や楽しさをわかっているつもりでいましたが、長田氏の考えにふれるとさらに深く大切なものがあることを教えられました。付箋を貼った個所を何回も読みなおし、それでもまだ言葉だけでわかったつもりでいるのではと考え込んでしまいます。『すべて読書からはじまる。本を読むことが、読書なのではありません。自分の心のなかに失いたくない言葉の蓄え場所をつくりだすのが、読書です。』かみしめながら、言葉でしか出会えないものをさがして行きたいと思います。2021/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17839645
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。