ちくま文庫<br> 翻訳教室―はじめの一歩

個数:

ちくま文庫
翻訳教室―はじめの一歩

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 09時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437143
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0180

出版社内容情報

「翻訳をする」とは一体どういう事だろう? 引く手数多の翻訳家とその母校の生徒達によるとっておきの超・入門書。スタートを切りたい全ての人へ。

内容説明

文芸翻訳の第一線で活躍し続ける著者が、母校の小学校で開催したユニークな「翻訳教室」。英語にほとんどなじみのなかった子どもたちとともに、名作絵本『The Missing Piece』の翻訳に挑戦する―そのとっておきのレッスンを一冊に。「外国語を訳す」とは一体どういうことなのだろう?小手先の技術やテストのためだけの勉強ではなく、母語ではない他者の言葉と向き合うための「はじめの一歩」を本当の意味から考えていく、珠玉の入門書。

目次

序章 「翻訳教室 はじめの一歩」のための一歩
第1章 他者になりきる―想像力の壁をゆるがそう
第2章 言葉には解釈が入る―想像力の部屋を広げる準備体操
第3章 訳すことは読むこと―想像力の壁を広げよう
第4章 世界は言葉でできている
第5章 何を訳すか、それは翻訳者が引き受ける

著者等紹介

鴻巣友季子[コウノスユキコ]
翻訳家。文芸評論家。東京都出身。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

71
テレビ番組の企画として、小学生の子どもたちと『The Missing Piece』を翻訳するという試みを通し、翻訳とは何かを見つめる。この本を通して、いかに自分の頭が硬くなっていたかよくわかった。英文法未学習の小学生のほうが、よほど良い訳文を作成しているのだ。英文との向き合い方から見つめなおしたほうがいいのかもしれないと反省し、しかし同時に英語学習に対してかなりポジティブになれた。この作品に感謝したい。2021/02/17

Takanori Murai

33
小学6年生に行われた、英語の翻訳の授業。子供たちとのディスカッションは興味深い。これはこのテーマに限らず参考になる導き方だと思う。「翻訳とは深い読書」とある。私は英語を読むことはまずないのだが、翻訳できるほどの深い読書はしていきたいものだ。この本は外国語の翻訳を目指す人はもちろん、小学生に授業を行う機会のある人は読むと良いだろう。あるいは、英語を学ぶ意義に疑問を抱く中高性にもお勧めしたい。2021/04/12

まこみや

26
授業の成功は生徒の協働いかんに関わっている。その意味で生徒とはスポーツやコンサートの観客のような存在ではなく、むしろ同じ舞台に立つ相手の役者とかスリリングなゲームを競う対戦者のような存在だ。つまり実りある授業とは教師の側の一方的な講演ではなく、講師と生徒の双方向的なスパイラルな上昇運動によって初めて達成される。この本の魅力はひとえに赤堤小学校6年2組の生徒の一つ一つのすばらしい実践にある。そしてそれを可能にしたのは、生徒の想像力と読解力を信じて一緒に「翻訳」を考えていこうとする鴻巣さんの姿勢があるからだ。2021/06/04

やまやま

20
「的確に読む」ことを勧めると書いてはあるが、著者はまずは感性を手掛かりに作文から小学生の指導に入るので、若干理屈と実践は違っているのかもしれない。個人的には翻訳は可能な限り原文の著者の意図を反映するように努力すべきと思うが、言語で表現する以上話し手(翻訳者)のスタイルはにじみ出てくるもので、そのぶつかる二つの価値観、緊張感といったものを大事にしたいという意図は理解できる。ところで、本書はもともと新書で出版されたものであるが、文庫で読むと版組・レイアウトといったものがかなり異質になることが今回気になった。2021/08/05

たろさ

16
最近何故か翻訳本が読めないのでリハビリを兼ねて。元はTV番組で著者が母校を訪ね小学生に翻訳を教えるというもの。子供たちが辞書を引き仲間たちと話し合い著者に助言をもらいながら一冊の絵本を翻訳していく。後半は教室を飛び出しインターナショナルスクールでのディスカッション。こんなふうに英語を教えてもらいたかったと子供たちを羨ましく思う。第四章では言語について書かれており其方も勉強になる。大事なのは「的確に読む」というリモートの翻訳講座で学生たちに贈った言葉がとても良い。2021/09/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17307171
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。