ちくま文庫<br> 私の箱子(シャンズ)

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ちくま文庫
私の箱子(シャンズ)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480436863
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0195

出版社内容情報

台湾人の父、日本人の母、仲良しの妹。家族の愛が沢山入った思い出の「箱」が見つかった――二つの故郷の絆を結ぶ傑作エッセイ。解説 中江有里

内容説明

台湾の名家を背負った父と、国際結婚に踏み切った母。そこに生まれた筆者と仲良しの妹。四人で暮らした思い出の実家を取り壊す時、沢山の記憶が詰まった箱子―中国語で「箱」―が見つかった。早くに世を去った両親は、あの時何を考えていたのか?日記や手紙を読むことで二つの故郷が繋がっていく。悲劇の中でも消えなかった家族の愛を伝える珠玉のエッセイ。

目次

私の箱子
台湾の“野猫”
閉ざされた部屋
母が逝く
顔家物語
「顔寓」の主

著者等紹介

一青妙[ヒトトタエ]
エッセイスト、女優、歯科医。台湾屈指の名家「顔家」の長男である父と日本人の母を持つ。幼少期を台湾で過ごし、11歳より日本へ。台南市親善大使、石川県中能登町観光大使、四国一周サイクリングPR大使。『私の箱子』は台湾でも翻訳出版、舞台化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

59
珍しい姓。同姓の歌手を思い出したが、読み始めたら、何と姉妹。半生をふりかえるお姉さんのエッセイ。台湾の名家に生まれたお父さんと日本人のお母さんの、双方のルーツを知ろうとする著者。それは振り返れば自己のアイデンティティの探求でもあるのだろう。日常で3つの言語を使い分け、日・台を往復する生活の知られざる苦悩。読者としては両親と妹、親戚との幼少期の思い出のむこうに、国どうしの関わりや、あまり知られない激動の現代史を重ね合わせて読み取ることになるが、哀しみの中に、ちょっと幸せな時間も見えると、暖かい気持ちになる。2020/09/30

Gaooo

12
父は台湾の財閥の長男。母は日本人。遺品の箱を見つけ、両親のことを知るために動き出す著者。父親は戦後に密航して日本に戻ったなど、波乱万丈。この本を読んで、親が親になる前のこと、私は何も知らないと気づく。まさかこんなにドラマチックではないだろうが2020/10/31

ふじへい

8
一青窈のお姉ちゃんという印象しかもっていませんでしたが、ものすごいバックグラウンドと悲劇をかかえながらもパワフルに生きている方なんだと思った。最近めっきり老けた父母に自伝を聞こうかな。2020/09/09

Carol

8
これは予想を大いに裏切られたー!という読後感。一青妙さんがどのような方なのか全く知らず、表紙に惹かれて読み始め、幼少期の楽しい思い出のお話かと思ったら、これは実話なの!?というようなドラマティックな展開に。日本が台湾を統治していたということは歴史の授業で習ったけれど、それがどういうことなのか全くわかっていなかったなと思いました。一青妙さんのお父様は本当に大変な想いをされた生涯だったと思いますが、その人柄から多くの人に慕われた素敵な方だったのだなと思いました。妙さんが今後ますます幸せな人生を送られますように2020/09/02

まさこ

7
同世代の筆により、台湾という国の解像度がグググッとあがりました。日本人として育った一青妙さんの書く家族の物語。台湾の名家の生活を覗き見するような楽しさ、父母を1組の男女として客観視できる子ども、ご自身の日本・台湾・中国というアイデンティティの捉え方、やはりお父様個人の放つ魅力(大人ってどんな感じかなぁ)。満載のエッセイでした。歌手の一青窈のお姉さんなのですねー2026/03/28

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