出版社内容情報
作品の要素、手法から、ジャンルへと発展、確立する過程を石ノ森章太郎、赤塚不二夫など第一人者を筆頭に重要作を収録、詳細な解説とともに送る。
内容説明
「ギャグ」という要素が“手法”から一大“ジャンル”へと確立していく変遷を読み解く。
目次
第1章 「ギャグ」を変革の旗印に(石ノ森章太郎『テレビ小僧』;石ノ森章太郎『さるとびエッちゃん』;つのだじろう『ブラック団』;長谷邦夫『ライク ア エロチック コミック ストリップ』;赤塚不二夫『ギャグゲリラ』)
第2章 マンガも青年になる(和田誠『007贋作漫画集』;佐々木マキ『見知らぬ星で』;東海林さだお『新漫画文学全集』;秋竜山『Oh☆ジャリーズ』;滝田ゆう『寺島町奇譚』;水木しげる『新、あり地獄』)
第3章 砦の上にわれらの世界を(橋本治『とめてくれるなおっかさん』;橋本治『東大版博徒列伝』;谷岡ヤスジ『ヤスジのメッタメタガキ道講座』;ダディ・グース『貧乏くじをぼくが引く!』;ダディ・グース『月光仮面暗殺物語り』;赤瀬川原平『櫻画報』;山上たつひこ『喜劇新思想体系』)
第4章 POPへ!(林静一『火の玉怨歌』;谷川晃一『鏡面と修羅』;原作・高信太郎 絵・佐伯俊夫『情念魔我人版 天才ばかぼん』;杉浦茂『ブリーフ補佐官』;いしいひさいち『バイトくん』;大矢ちき『ぼくのすてきなポシィおばさん』;高野文子『ウェンディのクリスマス』)
著者等紹介
斎藤宣彦[サイトウノブヒコ]
1968年生まれ。編集者、マンガ研究、詩人。2000年、ネット書店「bk1」創設に参加し、編集長、取締役などを歴任。2004年以降、海外向け企画、大学での講義、マンガ誌の創刊、展覧会開催などを行う。2009年、明治大学米沢嘉博記念図書館の開館・運営を手がける。文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員、SUGOI JAPAN Awardマンガ部門セレクターなど多方面で活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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へくとぱすかる
古古古古古米そっくりおじさん・寺
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