ちくま文庫 現代マンガ選集<br> 現代マンガ選集 破壊せよ、と笑いは言った

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ちくま文庫 現代マンガ選集
現代マンガ選集 破壊せよ、と笑いは言った

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480436726
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

作品の要素、手法から、ジャンルへと発展、確立する過程を石ノ森章太郎、赤塚不二夫など第一人者を筆頭に重要作を収録、詳細な解説とともに送る。

内容説明

「ギャグ」という要素が“手法”から一大“ジャンル”へと確立していく変遷を読み解く。

目次

第1章 「ギャグ」を変革の旗印に(石ノ森章太郎『テレビ小僧』;石ノ森章太郎『さるとびエッちゃん』;つのだじろう『ブラック団』;長谷邦夫『ライク ア エロチック コミック ストリップ』;赤塚不二夫『ギャグゲリラ』)
第2章 マンガも青年になる(和田誠『007贋作漫画集』;佐々木マキ『見知らぬ星で』;東海林さだお『新漫画文学全集』;秋竜山『Oh☆ジャリーズ』;滝田ゆう『寺島町奇譚』;水木しげる『新、あり地獄』)
第3章 砦の上にわれらの世界を(橋本治『とめてくれるなおっかさん』;橋本治『東大版博徒列伝』;谷岡ヤスジ『ヤスジのメッタメタガキ道講座』;ダディ・グース『貧乏くじをぼくが引く!』;ダディ・グース『月光仮面暗殺物語り』;赤瀬川原平『櫻画報』;山上たつひこ『喜劇新思想体系』)
第4章 POPへ!(林静一『火の玉怨歌』;谷川晃一『鏡面と修羅』;原作・高信太郎 絵・佐伯俊夫『情念魔我人版 天才ばかぼん』;杉浦茂『ブリーフ補佐官』;いしいひさいち『バイトくん』;大矢ちき『ぼくのすてきなポシィおばさん』;高野文子『ウェンディのクリスマス』)

著者等紹介

斎藤宣彦[サイトウノブヒコ]
1968年生まれ。編集者、マンガ研究、詩人。2000年、ネット書店「bk1」創設に参加し、編集長、取締役などを歴任。2004年以降、海外向け企画、大学での講義、マンガ誌の創刊、展覧会開催などを行う。2009年、明治大学米沢嘉博記念図書館の開館・運営を手がける。文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員、SUGOI JAPAN Awardマンガ部門セレクターなど多方面で活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

69
既成概念を笑い飛ばすことも、マンガが果たした役割だ。今も風刺の効いたマンガはあるが、前世紀の方がよほど過激だったし、作品量も多かったことがわかる。石ノ森章太郎・つのだじろうの作品は、ふつうに少年マンガだが、読者層が変わっていった時代を反映してか、青年コミックのパロディに満ちたアナーキーな作品が満載。しかし時代背景を知らない年齢層には、別世界の作品のように映るかもしれない。入手しづらい作品を優先して収録しているのは、時代を発掘するという点で、資料的によい選択だと思う。2020/09/20

古古古古古米そっくりおじさん・寺

63
昭和のギャグ漫画集。ポピュラーなものもあるが、珍しいものを中心に纏められている。つのだじろうの『ブラック団』があるが、以前読んだ武居俊樹の名著『赤塚不二夫のことを書いたのだ!』(文春文庫)で、つのだが「赤塚にギャグを教えたのは自分」と言っていて赤塚を憤慨させたそうだ。武居の本には、赤塚が長谷邦夫の事も嫌っていた記述があり、それらの人達が漏れなく本書で同居しているのが感慨深い。高信太郎と佐伯俊男が描いた『天才ばかぼん』や、赤塚が尊敬した杉浦茂の下ネタ漫画(赤塚の雑誌で発表された!)等、楽しく拝見した。2021/10/05

keroppi

62
マンガの「笑い」は、既成概念や価値観をぶち壊してきた。そもそも、マンガの起源は、「笑い」であり、「諷刺」だった。それが、ギャグマンガというジャンルを生み出し、さらにポップな芸術へと昇華していく。ここに集められたマンガは、時代を映し出し、作家たちの戦いを描き出す。赤瀬川原平「櫻画報大全」は蔵書しており、読み返したくなってきた。2020/06/20

Vakira

42
今回テーマはギャクだ。「笑い」への挑戦。あまり読んでなかったが長谷邦夫さんのパロディー漫画が壺りました。作品集再販して欲しい。おお~林静一さんデビューはガロだったのね。シュールでオシャレ。オシャレといえば大矢ちきさん。絵素敵~ 確か昔「ぴあ」に掲載していた記憶。矢作俊彦??漫画も描いてたの?しかもアメコミ調でカッコイイ~。うんうん山上たつひこ「喜劇新思想大系」好きだったな~ 和田誠さんも漫画描いてた。それもカメレオンの様に有名漫画家のソックリモノマネ素晴らしい~ 今回もワクワクの読書体験。3集目も楽しみだ2020/06/18

ぐうぐう

33
笑いは、その破壊力が増すと、必然的にシュールさを招く。常識を逸脱する行為なのだから、そこに不条理が生まれるのは当然の帰結だ。佐々木マキの「見知らぬ星で」を読むと、そのことを実感する。ただ、笑いを極め過ぎると、笑えなくなる現象が起こることもある。緊張と緩和の緩和とは、親しみと言い換えることができるかもしれない。ぶっ飛ぶだけでは笑えないのだ。そういう意味で、赤塚不二夫はやっぱり凄い。(つづく)2020/07/07

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